継続的な努力と情熱で活性化

 先日、みなべ町で手づくりストリートが催された。商店街を活性化させようと、昨年から始まった取り組み。空き店舗や空き家などを活用し、アクセサリーなどの手作り品などが販売された。特にことしは歩行者天国区間を設けて夜に飲食のブースを出店したり、近くの南部小学校体育館ではゲームや舞台発表などが行われたりした。子どもから大人まで大勢が楽しみ、商店街は普段以上のにぎわいとなった。

 小学生の頃、日高地方に初めて大型店舗ができたことを覚えている。山間部に住んでいたので、買い物する店が近くに少なく、休日に家族で出かけたこともあった。その後、スーパーは各地に建設され、いまでは大規模店から小規模店まで数多く立ち並んでいる。消費者にとっては便利な時代となった半面、商店街ににぎわいが少なくなった要因の1つとなった。

 全国的にも商店街が疲弊しつつある。しかし、インターネットで活性化に成功した事例を検索してみると、いくつか紹介されていた。北海道帯広市では商店街に屋台を設営し、若者が集まる人気スポットになったという。イベントなども連動させ、年間3億円の売り上げに成功したそうだ。大阪市では「100円商店街」に取り組み、商店街を活気づかせているという。

 社会は変わり続けている。いままで利益を伸ばしてきた企業でもいつ倒産に追いやられるかが分からない時代だ。逆に注目されなかった分野に光が当たることもある。商店街や地域の活性化には、目まぐるしい時代の変化に対応する継続した努力が必要。そして、「少しでも良くしたい」という住民の情熱は欠かせない。(雄)

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