和田勇の紙芝居が完成

 官民でつくる和田勇顕彰会(会長=吉田擴御坊商工会議所会頭)が、幼児のうちから和田氏の功績に触れてもらおうと、日高高校JRC部に依頼して作成していた紙芝居「わだいさむものがたり」が完成。22日に部員らが市役所を訪れ、柏木征夫市長や吉田会長にお披露目した。

 これまで小中学生用の絵本はあったが、もっと小さいうちから御坊の偉人を知ってもらおうと発案。御坊ロータリークラブが作成した和田勇物語をベースに、紙芝居コンクールで入賞経験のある同JRC(ジュニア・レッド・クロス)に依頼していた。

 部員たちは昨年11月に初めて顕彰会と打ち合わせを行ったあと、「小さい子どもでも見やすいように」とアイデアを出し合い、表紙を含めて16枚を描き上げた。和田氏の誕生から御坊で過ごしたときに助け合いの精神を身を持って学んだこと、アメリカに帰国してから戦争を経験し、全米水泳選手権に出場する選手たちの世話をしたこと、東京オリンピックのために各国にお願いしにいったことを、かわいい絵で表現した。B4サイズ、水彩絵の具などで仕上げた。文章は、和田勇物語の文章を担当した藤本亜矢子さん(日高川町)が引き続き担当した。

 部員と顧問の関本久美子教諭、顕彰会の岡本恒男事務局長らが市長応接室を訪問。紙芝居の原画を見せて1シーンずつ説明し、部員たちは「子どもから大人へ、和田さんの見た目が1枚ずつ変わっていくのが難しかった」などと苦労話を紹介。柏木市長は「手作り感があって、本当に素晴らしい作品を作ってくれてありがとう。子どもにも見やすく、覚えてくれるでしょう」と絶賛した。

 玉置朝花部長は「出来上がるか不安もありましたが、納得の出来映えです。自分たちの作品が残っていくのはうれしい。幼稚園や保育園で読み聞かせをして、和田勇といえばこの紙芝居を思い出してもらえるようになればうれしい」と願いを込めて話していた。

 顕彰会では市内の幼稚園、保育園、図書館に寄贈するほか、イベント等での活用も検討していく。JRCのメンバーは次の皆さん。

 玉置朝花、小出歩未、川口莉甫、高垣未優(以上2年)、鳴川奈那、松村佳歩、大江美沙希、野村涼加、林優、久岡敬輔、志賀佐和子、濵花音(以上1年)

写真=完成した紙芝居を見つめる部員と柏木市長ら

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