印南で在宅医療・介護の研修会

 印南町の公民館で12日、町在宅医療・介護連携推進事業の講演会が開かれ、町民と医療・介護関係者ら約70人が参加した。国保日高総合病院内にある日高在宅医療サポートセンターの湯川憲治センター長を講師に迎え、最期まで印南で「生きて」「逝く」ために必要な知識や看取りの心構えを学び、住民と医療・介護スタッフの交流の場にもなった。

 昨年に続いて2回目で、テーマは「最期まで印南町で生きて逝く~つながろう! わたしを支える医療・介護専門職人たち~」。御坊市薗の源行寺住職でもある湯川さんは、葬儀形態の移り変わりや人生の終わりのための活動「終活」について、「生きる(生まれる)は偶然、死は必然。それぞれ命には限りがあり、人生の最後を見つめ直し、考える必要があります」と訴えた。

 その上で、住み慣れたまちで最期まで暮らすための「地域包括ケアシステム」について説明。「高齢化と病床削減で、病院ではなく地域(自宅)で最期を迎える人が増えていくなか、医療・介護の連携は必須。地域が『終の住処(ついのすみか)』でなければならない。在宅医療・介護があってこそ看取り、看取られができる」と力を込めた。 

 続いて地域包括支援センター、在宅医療サポートセンター、地域医療連携室、ケアマネージャー、薬局、訪問看護、福祉用具貸与・特定福祉用具購入、介護老人福祉施設など、地域の在宅医療・介護に関わる人の仕事や役割を説明。退院後に介護サービスを受け、入院前の生活に戻った人の体験談も紹介され、町担当者は「印南で最期まで生きるためには、自分が持つ力を最大限発揮し、自分らしく、人生の最終段階にはどうするかしっかり考え、家族に伝えておくことが大切です」と呼びかけた。

写真=在宅での医療・介護について説明する湯川センター長

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