それぞれのJリーグ物語

 Jリーグ横浜FCに所属する日本サッカー界のレジェンド、キングカズこと三浦知良選手は、つい最近52歳の誕生日を迎えた。もちろん日本最年長のJリーガー。フランスワールドカップ日本代表からまさかの落選という悲劇のヒーローというイメージもあるが、Jリーグ開幕からいまもサッカー界を引っ張る日本一のプレーヤーであることは誰しも認めるところ。52歳でも現役を続ける姿は、プロ選手を目指す子どもたちはもちろん、現役選手にも夢と希望を与えているといえる。

 御坊市出身の日高地方で唯一のJリーガー酒本憲幸選手は高校卒業から16年間所属したセレッソ大阪を離れ、今シーズンからJ2の鹿児島ユナイテッドに移籍した。ここ数年、リーグでの出場機会にあまり恵まれず、活躍の場を新天地に求めた。引退も考えたが、少しでも長く現役を続けたいという正直な思いが移籍の決め手になったという。Jリーグの強豪チームで16年間現役を続けたことだけでもすごいことだが、まだまだ34歳、納得できるまで走り続けてほしい。その姿は御坊日高の子どもたちにもきっと届くだろう。

 日本のサッカー界でもう一人注目の人がいる。御坊市出身で、審判として活躍する野村修さん。今シーズンから日本で16人だけが選ばれる国際審判員に登録された。これからはJリーグの試合観戦で、タッチラインでジャッジする副審にも目が行くのは間違いない。華々しいプロスポーツの世界、トップリーグで活躍する選手だけがすごいのではない。一人一人にドラマがある。酒本選手、野村さんの取材を通じて、サッカーの試合一つにも、人によっていろんな見方ができることを教えてもらった。(片)

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