いつか級友と再会を

 1日に日高高校と紀央館高校、3日は和歌山南陵高校で卒業式が行われた。南陵は2016年4月の開校時に入学した1期生50人が初の卒業生として同校を巣立った。卒業証書授与は、他校ではクラス代表に渡すことが多いが、50人と比較的少ない同校では一人一人に手渡した。その際、授与する副校長が一人一人にメッセージを添えた。「進学おめでとうこれからも頑張って」「君はいつも笑顔で、周りを明るくしてくれた」などとその生徒に合った言葉を贈り、教職員と生徒の距離の近さを感じた。壇上に上がるまでは緊張した表情の生徒たちも、思わず笑みがこぼれ、中には涙を見せる場面も。どこかアットホームな雰囲気を感じた。

 卒業は誰もが経験してきたことだろうが、特に中高という思春期をともにしてきた仲間との繋がりはより深いものになっているだろう。30代後半になってきた筆者の世代も、最近はそれぞれ家庭を持つようになったためか開いていないが、20代のころは毎年のように中学校の同窓会を開いていた。同級生との再会は人生の転機になることがある。同級生の華々しい活躍を聞くことで「自分ももっと頑張ろう」と励みになるとともに、苦労話に共感しては皆が悩みをかかえながら生きていることを知る。こう感じるのも多感な思春期をともにしてきたからだろう。いまでも年に一度、秋祭りに顔を合わせ近況を報告し合っている。

 ことし卒業していった高校生たちの中には、大学や専門学校に進学する生徒も多いが、いつかは社会に出ていく。その中で立ち止まることもあるだろうが、そんな時は同級生と連絡を取り合い、互いに励ましあって成長していってもらいたい。(城)

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