骨髄バンクへの関心高まる

 競泳女子の池江璃花子選手(18)が12日に白血病を公表したことを受け、治療の一つとされる骨髄移植に注目が集まり、全国で骨髄ドナー(提供者)登録に関する問い合わせが急増。御坊保健所でも14日までに数件の問い合わせがあった。日高地方でも関心が高まっており、同保健所は19日に印南町で開く献血併行型骨髄バンクドナー登録会をPR。「ドナーはまだまだ足りない状況で協力いただきたい」と呼びかけている。

 「ドナー登録するためにはどうしたらいいですか」。御坊保健所に寄せられた問い合わせは、12日以前は本年度1件だけ。池江選手の白血病公表を受けて全国的にドナー登録を希望する声が急増しており、和歌山赤十字血液センター田辺出張所にも多くの問い合わせが寄せられているという。

 厚生労働省、日本骨髄バンク、日本赤十字社の「ドナー登録のしおり」によると、骨髄移植に必要な白血球型は、兄弟姉妹で4分の1の確率で一致するが、それ以外は数百から数万分の1の確率でしか一致しない。日本骨髄バンクに登録している骨髄移植希望者は、昨年末現在で2930人、県内は7人となっている。

 日本骨髄バンクのドナー登録者は昨年末で約49万人、県内は5874人。対象人口1000人当たりの登録者数でみると、全国で9番目に高い水準となっている。一方、全国的に提供可能上限の55歳を過ぎて登録が取り消される数も多く、関係機関がドナー登録への理解、協力を求めている。

 御坊保健所は毎月1回、献血に併行して骨髄バンクのドナーを受け付ける登録会を開いており、19日は印南町役場前の献血バス付近で午前9時から正午まで、午後1時から4時まで実施。ドナーは18歳から54歳までの健康な人で体重が男性45㌔以上、女性40㌔以上あれば登録できる。注意や説明を受けたあと、2㍉㍑の採血で、献血の待ち時間にもよるが、10分から15分あれば終了。当日は和歌山血液疾患患者家族の会「ひこばえ」のメンバーと保健所職員が説明員を務める。

 保健所の担当者は「移殖を待っている方は国内外で3000人近くおられます。骨髄バンクについて正しく理解し、ドナー登録していただきたいと思います」と話している。

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