美浜町長選 舌戦あと一日

 3選を目指す現職森下誠史候補(63)=三尾=と、元美浜町役場健康推進課長の新人籔内美和子候補(56)=浜ノ瀬=が激しい一騎打ちを繰り広げている美浜町長選は、5日間の舌戦もきょう9日で終了。最終盤の情勢は、「県内初の女性首長誕生」の期待票をはじめとする浮動票の取り込みが着実な籔内候補がごくわずかながら優勢だが、「過去最高の運動量」を自負する森下候補の陣営の追撃も強烈。最後の一日で籔内候補が抜け出すか、森下候補が底力を見せつけるか。最終盤の情勢を分析した。(記事は届け出順)
写真=笑顔で支持拡大を図る森下候補

 

 森下候補は過去2回、3000票超えの圧勝。今回は2選を支えた支援者の離反、後援会活動の出遅れが響くなどで苦戦を強いられてきたが、前哨戦終盤から同級生や農業者の強力な支援を受け、日に日に相手候補に迫ってきた。推薦6団体の組織票、地元の三尾、和田東に加え、選挙事務所近くの吉原、田井などに支持が広がってきたのが好材料。ただ、過去2回より若者世代への浸透が進んでおらず、あと一歩抜け出せない状況となっている。告示後は「2期8年の実績と実行力」、さらに追加公約の「高3までの医療費無料化の検討」を訴え、運動員も目の色を変えて猛追。支持基盤は新人より堅固で、浮動票を取り込めば形勢をひっくり返す底力がある。
写真=手を上げてアピールする籔内候補

 

 籔内候補は出馬表明が先月7日と後れを取ったが、前哨戦のうちに町内ほぼ全域のあいさつ回りを済ませ、後援会員は町内2周と精力的な活動を見せた。地元の浜ノ瀬は結束。血縁、地縁を頼りに出身地の和田西中、後援会長のお膝元の和田東中、和田西に支持を伸ばしてきている。公約の「高3までの医療費無料化の検討」も相手候補より浸透。女性首長を待望する若者世代、女性目線の福祉施策のアピールに共感する女性も着実に取り込んでおり、反現町政の「勝手連」的な後押しも勢いを加速させてきた。ただ、現職に比べ票が読みにくく、上滑りする可能性も。最後に当選ラインを突破できるか。決め手を欠くだけに、まだまだ予断を許さない。

 

 最終分析は両陣営や有権者への取材で行った。「争点がない」といわれる中、取材では4人に1人程度が「投票先未定」と答えており、今後情勢が一変する可能性もある。

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