美浜町長選 前哨戦大詰め

 5日告示、10日投開票の美浜町長選(町議とダブル選)は、3選を目指す現職森下誠史氏(63)=三尾=と、元美浜町役場健康推進課長の新人籔内美和子氏(56)=浜ノ瀬=の激しい前哨戦も大詰めを迎えた。後援会活動では年明けに出馬表明した新人が地元の固い結束と血縁を生かして出遅れを一気にばん回、先行する勢いを見せてきたが、先月下旬から現職が同級生や支援団体のバックアップを受けて猛追、あっという間に互角の勝負に持ち込む情勢。町民の関心も日増しに高まってきている。

 籔内氏は先月7日に出馬表明し、同14日に和田地内へ後援会事務所を開設。事務局長を務める夫克彦氏(60)と二人三脚で町内ほぼ全域のあいさつ回りを済ませ、後援会員は十数人で町内2周と精力的に活動、公約の浸透を図ってきた。事務所開きには大勢の浜ノ瀬住民が駆けつけるなど地元は結束。出身地の和田西中でも血縁を生かして支持を固めつつある。「県内初の女性首長」「女性目線の町政」を期待する声に加え、反現町政の「勝手連」的な支援もあり、前哨戦は追い風に乗ってきた。塩崎治後援会長(75)は「勢いがあるといわれるのは一人一人が熱い思いを持って頑張ってくれているおかげ。しかし、現職の壁は厚く知名度の差もあり、まだ若干届いていない。とにかくあと一歩。告示してから追い越したい」と話している。

 森下氏は昨年9月議会で出馬表明し、先月14日に吉原地内へ事務所を設置。本人が公務で動けない、過去2選の支援者の離反などで前哨戦序盤は苦戦したが、後半に入って巻き返しが急だ。先月下旬に2度、同級生20人ほどが集まり、反転攻勢。町内10地区の会員も動きを活発化させた。推薦は5団体(1日現在)で、とくに西川河川改修関係者を含む農業者の支持は固い。地元の三尾と和田東は相手を上回る支持に手応えがあり、「2期8年の実績」を訴える戦略も少しずつ結実、新人との差を一気に詰めてきた。阪本綾子後援会長(84)は「(立候補予定者同士)共通の知り合いが多く、過去2回より厳しく、つらい戦いだが、いまの町長が引き続き仕事をすることが町のためになると訴え、あと一歩のところから抜け出したい」と話している。

 町長選はとくに目立った争点はなく、いよいよ告示を迎える。有権者数は昨年12月3日現在で男性2888、女性3414の6302人。過去2回3000票超えで圧勝の現職だが、今回は両者一歩も譲らない接戦が予想されている。

 森下氏に推薦状 県看護連盟(石橋隆子会長)から2日、提出を受けた。現職の推薦は6件目。

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