美浜町新町長 籔内氏が選挙振り返り決意新た

 美浜町長選で初当選を飾った籔内氏は激戦から一夜明けた11日午前、浜ノ瀬の自宅で取材に応じた。この日朝から受け取った当選証書や万歳三唱の写真を前に籔内氏は「人の力のすごさを再認識した」と5日間の選挙戦を振り返り、「この住民パワーを町づくりに生かしていきたい。とくに子育て支援への期待は大きく、18歳までの医療費無料化枠拡大の検討はすぐに始め、無駄を省いて実現へ取り組んでいきたい」と決意を新たにした。

 当選が決まったあとは町議選当選者へのあいさつなどを済ませ、午前0時過ぎに帰宅。家族と祝杯を挙げ、2時過ぎに就寝した。5時間の睡眠後、8時半に選挙事務所へ出向き、9時半に役場で当選証書を受け取った。帰宅後はお祝いの来客にも疲れを見せず、夫で後援会事務局長として選挙戦を支えた克彦さん(60)と一緒に対応した。

 3選を目指した現職との一騎打ち。2677票対2166票の511票差で勝利したことには「最終日に大勢の方、とくに女性や子どもたちがたくさん手を振ってくれ、手応えは感じていたが、まさかこんなに差が開くとは思ってもいなかった」と目を丸くした。予想以上の圧勝に「期待の怖さも感じている。就任後はスピード感を持って、親しみやすい町政を心がけなければ」と気持ちを引き締め直し、子育て支援をはじめとする各種施策については「議会で可決してもらわないとできないこと。自分の思いをきっちり伝え、自分からしっかりコミュニケーションを図って、取り組んでいく」と全力投球を誓った。

 「守るところは守る、厳しくするところは厳しくする」。職員にはそんな〝母親〟のように接していきたいという。町民とは「ざっくばらんに誰とでも話をする」とし、「子どもを連れて、町長室に来てほしい」とPR。「できる、できないことをお伝えする、説明するのも大きな仕事」と、要望があれば住民の集まりにも積極的に参加するつもりだ。

 選挙戦では苦しいことも数多くあり、「精神的に強くなった。これからは泣いていられない」と表情がきりり。一方で、町長就任までに初孫の伊勢澪桜(みお)ちゃん(阿南市)の1歳誕生日(23日)の「お祝いに行ってあげたい」と笑顔をのぞかせた。

 開票作業現場にいたため万歳三唱に間に合わなかった克彦さんには「戻ってきてから、『あなたと一番先にハグしたかった』と伝えました」と感謝の気持ちでいっぱい。兄が幼いころ、1歳半下の妹のことを「赤ちゃん」と呼べずについたというニックネーム「あーちゃん」は「仕事面以外ではこれまで通り、そう呼んでほしい」と話し、住民から身近な存在で女性目線を生かした気配りの行政運営に当たっていく。

写真=写真や当選証書を前に籔内氏と克彦さん

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