映画「かけおち(仮)」 協力実行委が協賛金募る

 御坊日高を舞台に撮影される映画「かけおち(仮)」の制作を全面的に協力しようと結成した御坊日高映画プロジェクト実行委員会(阪本仁志委員長)が、協賛金集めを本格的にスタートした。メガホンを取るのは実力派の外山文治監督で、撮影は7月ごろから行われる。実行委は「映画を通して御坊日高の魅力を発信」を合言葉に撮影をサポートするため、企業や一般に賛同者を広めていく考えだ。

 和歌山出身のプロデューサー前田和紀さんが手がける和歌山を舞台にした映画で、和歌山市内で撮影され2016年に公開の「ちょき」、昨年秋から上映されている串本町のくじら博物館を舞台にした「ボクはボク、クジラはクジラで泳いでいる。」に続くオール和歌山ロケの3作目となる。

 「かけおち」は、かつてのクラスメートだった若い男女が偶然再会し、演劇を通じて心を通わせていく。恋に落ちた2人はある事件を起こしてしまい、人の助けを得ながら逃避行。待ち受ける苦難の人生を生きるため、逃げる2人は幸福とは何かを求め続ける内容││という。映画は各市町を舞台としてストーリーが展開されることになっており、美しい風景や温かい人情が伝わる作品になりそう。7月から撮影し、2020年公開予定。制作会社は新世界合同会社。

 前田プロデューサーから作品づくりの依頼を受けた外山監督は、福岡県出身の39歳。これまで長編(74分以上)1本、短編3本を海外の映画祭に出品し、短編映画「此の岸のこと」はモナコ国際映画祭2011で最高賞の最優秀作品賞など5冠を達成。シルバー世代の恋愛を明るく描いた「燦燦―さんさん」は第6回シネマプロットコンペティションでグランプリを獲得し、モントリオール世界映画祭2014に招待されるなど国内外で注目されている実力派だ。

 実行委員会は御坊日高の民間有志を中心に多くの企業、JAや観光協会、商工会などの団体で構成。名誉顧問には二階俊博自民党幹事長と仁坂吉伸県知事、顧問に日高地方各首長と三浦源吾日高振興局長も名を連ねており、官民一体で映画撮影の成功を強力にサポートしていく。

 協賛金は製作費の一部として1100万円を目標額に設定。一口5000円で、特典として法人は10口以上、個人は4口以上でエンドロールに名前が掲載される。締め切りは3月末。実行委員会は「海外で上映されれば外国人が訪れ、経済効果や観光客増も期待でき、地域の活気につながります。オール日高で映画制作をサポートしたいので、ぜひ協賛金への協力お願いします」と呼びかけている。協賛金の問い合わせは御坊商工会議所℡0738―22―1008。

写真=メガホンを取る実力派の外山監督

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