美浜町長選 新人籔内氏が出馬表明

 2月5日告示、10日投開票の美浜町長選(町議とダブル選)に立候補する意思を固めていた50代新人女性、前美浜町役場健康推進課長の籔内美和子氏(56)=浜ノ瀬=が7日、正式に出馬会見。「無投票阻止」「町政刷新」などと動機を説明したうえで、「『強く』『優しく』『美しい』まち美浜」をスローガンとして少子化対策を最重要施策に選挙戦に臨むことを訴えた。現職森下誠史氏(63)=三尾=は昨年9月議会で3選出馬を表明しており、いよいよ現新一騎打ちの前哨戦に突入する。

 記者会見は御坊市役所で開き、前町社会福祉協議会会長の塩崎治後援会長(75)=和田=、夫で前同社協事務局長の籔内克彦後援会事務局長(60)も同席した。

 籔内氏は「選挙しないといけないという声をたくさん聞いたが、誰も出る人がいなかった」と述べ、「無投票阻止とともに、私にとっていまが最もエネルギッシュに働けると思い、定年を待たずに出馬を決意した。私が出馬したことで住民の皆さまに、町行政により関心を持っていただける機会になれば」と立候補の動機を説明。プロ野球阪神タイガースの矢野燿大新監督の言葉も引き合いに出し、「逃げてやらない後悔より、やるべき」と決意をにじませた。現町政については、津波避難場所の高台整備などハード面には一定の評価を示しながら、町長の給与カットなど一部公約の実現性や、役場職員との信頼関係、住民とのコミュニケーションに疑問があるなどと対立軸を指摘し、「リーダーシップを持って、皆さんの声、力、知恵をいただいて風通しのいい行政に取り組みたい。19年間の住民課の経験を生かし、ふれあい、語らいながら町政を進めたい」と町政刷新へ力を込めた。スローガンとともに、「少子化対策が最も重要な施策の一つ」とする公約の一部も発表。具体的な施策では田井畑や上田井の津波避難施設の早期整備をはじめ、現行中学校卒業までとなっている子どもの医療費無料化を高校生まで拡大することを検討し、社協が開設している地域巡回いきいきサロンを買い物もできるよう充実させるなどを掲げた。町長選を制すれば県内初の女性首長となり、「いま、自分に付けてもらった名前は、美浜町を一つの和にするように頑張れという意味があるのではと思う」と意欲を見せた。選挙戦には無所属で立候補する。

 籔内氏は和田出身。御坊商工(現紀央館)商業科卒業後、1982年1月から先月31日まで美浜町役場で勤務した。2012年4月に課長級に昇格(教育委員会・公民館長兼図書館長)。住民課長を経て健康推進課長を最後に退職した。町職員37年間のうち19年間住民課。

写真=記者会見する籔内氏

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