ことしも災害に備えよう

 新しい1年がスタートした。ことしは皇太子殿下が天皇陛下へ即位し新元号が始まる記念すべき年で、このほか消費税10%へ増税などもあり、日高地方では美浜町長選挙や各市長の議員選挙、県議選挙と選挙の年になりそう。さまざまな出来事があるが、忘れてはいけないのは災害への備えだ。

 昨年の「今年の漢字」には「災」が選ばれた。災害自体は近年、毎年のようにあるので、少し疑問に思ったが、昨年は台風による長期停電が大規模で発生したため、影響を受けた人が多かったことも「災」が選ばれた理由の一つにあったのかもしれない。日高地方でも多くの世帯が2日以上の停電になり、由良町の筆者宅でも2日近く停電し、暑い中、エアコンが使えず、寝苦しい夜を過ごしたのを思い出す。数日の停電でもかなり不便な生活となったが、大災害で停電が数カ月続くとなると考えるだけでもつらい。

 日高地方にも大きな被害をもたらすとされる南海トラフ地震。30年以内に80%の確率で発生するとされているが、熊本地震をはじめ昨年の大阪北部地震など近年西日本で多く発生している地震が前兆とみる専門家もおり、場合によっては数年以内に発生するかもしれず、もちろんことし発生する可能性も十分あるだろう。

 新たな元号は4月1日に発表され、5月1日から新元号になる。日本では昔から天災や疫病などが発生した際、新たな平和な年を願って改元していたという。ことしの改元で災害が収まり「今年の漢字」も「災」い転じて「福」となることを願いながらも、近い将来発生するとされる大地震への危機意識を新たにし、万が一の事態へ備えよう。(城)

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