来年は観光に明るい一年

 訪日外国人数が、今月18日に初の3000万人を突破した。日本を旅行先に選ぶ外国人は5年前に比べて3倍に増えた。インバウンドという言葉もすっかり定着したように思う。円安や格安航空、ビザの取得要件緩和などが増加の要因とされるが、大都市東京、古都・京都の歴史ある町並みや伝統、オリジナルの食文化など外国人にとっての魅力が高いからこそ。定番の観光地を巡るゴールデンルートに加え、誘客の成果で地方でも観光客を伸ばしている。和歌山では高野山が外国人に人気の観光スポットランキング2017でトップ10入りしている。

 日高地方に目を向けると、外国人観光客を見かけることはほとんどない。インバウンドの流れを引き寄せられていないのが現状だ。高野山まで来ている流れをなんとか呼び込む観光ルートを作れれば。そんな思いを持って観光振興に取り組んでいる人たちには大きな朗報となるだろう。日高地方を舞台にした映画が制作される。日高地方の各市町に順次舞台を変えながらストーリーが進む予定という。我々が見慣れている風景や町並みも、外国人や県外の人から見れば魅力ということも大いにあるだろう。

 映画やドラマのロケ地を聖地として足を運ぶ観光「ロケツーリズム」が年々注目されている。メガホンを取るのは、海外の映画祭で受賞経験のある実力派、外山文治監督。制作を全面協力しようと日高地方の官民が一体となって実行委員会も発足した。撮影は来年夏、2020年に公開予定という。撮影にはエキストラとして地元住民の協力も必要になってくる。住民挙げて映画作りに参加しよう。来年は今後の日高の観光にとって明るい一年になりそうだ。(片)

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