御坊市議選 定数削減案は否決

 御坊市議会は最終日の19日、「議員定数2人削減」の追加議案が議員提出議案として提案されたが、賛成5人、反対7人で否決。1月13日告示の市議選は定数14の現状維持で行われることが決まった。18日午後から開かれた市議選立候補予定者説明会には新たな新人の出席はなく、定数ちょうどのまま。一部では新人擁立の動きはあるものの具体化しておらず、市議選史上初の無投票が色濃くなってきた。

 議員定数削減案は、市議選に無投票ムードが漂う中、山田勝人議長が「議員は選良、選挙をするべき」と議会運営委員会での議論を提案。全員協議会も開き、削減派、反対派、慎重派がそれぞれ意見を述べ、削減派が最終日に議員提案することを明言していた。

 提案者は西本和明議員、賛同者は山本直治議員。西本議員は提案理由説明で「昨年12月から13人体制(楠本文郎議員が衆院選出馬のため辞職)となったが、二元代表制の一翼を担う議決機関としての役割を滞りなく果たしてきた。人口減少、新庁舎建設というビッグプロジェクトを控える中での財政健全化、住民の意向に沿った身近な開かれた議会であり続けるためにも、現行の13人から12人にすることを提案する」とした。質疑では、向井孝行議員が反対の立場から「これまで3回の削減を経験してきたが、いつも保守系議員が一丸となってやってきた。今回、なぜ一丸となっていないのか疑問。行財政改革の面でも、御坊市の財政は悪いように思われるが、健全化判断比率などすべて良好」などと疑問を投げかけた。討論では、田端卓司議員が反対の立場から「身を切る改革とは報酬を下げることであり、定数を削減することではない。定数を論じるにはあまりにも日数が浅く、拙速に決定すべきではない。継続審査が妥当」とした。賛成の立場では山本直議員が「定数適正化を考える上で人口減少という厳しい現実を見過ごしては、住民の理解を得られない。13人で円滑に運営している実績もある。12人が妥当」、平井俊哉議員も「議運で議論した時点では×だったが、熟慮した結果、やはり選挙は必要。ただ、人口減と適正な議員定数は改選後もしっかり議論すべき」とした。起立による採決では、賛成が西本、山本直、平井、松屋久紀、宮路雅仁の5議員、反対が向井、田端、山本清司、村上宗隆、小池佐左夫、田中数将、松本隆史の7議員となり、賛成少数で否決となった。

 立候補予定者説明会には現職11陣営、新人2陣営の13陣営が出席。欠席した現職1陣営も出馬の準備を進めており、現時点で出馬予定は定数ちょうどの14人。「選挙になるか、ならないかは議会の定数削減案の採決次第」と注目されたが、反対が上回ったことで無投票が濃厚の状況。ただ、新人擁立の動きは消えておらず、予断を許さない状況だ。

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