命の大切さ学ぶ作文 原さんが優秀賞

 県警と公益社団法人紀の国被害者支援センターの「命の大切さを学ぶ教室」作文コンクールで、大成中学校2年生の原季句(きく)さんの作品が最高の優秀賞に選ばれた。家族を交通事故で亡くした話を聞き、自身の家族や周りの人をあらためて大切に思ったことをまとめた作文で、2月の全国作文コンクールに進む。

 犯罪被害者や遺族が中高生に自らの経験を語る「命の大切さを学ぶ教室」を受けての感想文で、今回は8校から厳選された2作品ずつの16作品の応募があり、全国へ進む優秀賞1作品と、優良賞15作品を選んだ。

 大成中では7月に教室が開かれ、18歳の長男を交通事故で失った児島早苗さん(奈良県)が講演。人が交通事故に遭う確率は高いにもかかわらず、多くの人は「自分は大丈夫」と思っているとし「交通事故はある日突然やってくる」と訴えた。

 原さんは遠くに住んでいてあまり連絡を取らない家族がいるが、「それは生きているのが当たり前と思っているからだと気づかされた」とし、「大切な人がいつかいなくなるかもしれないと考えて過ごすのは嫌だけど、これからはもっと家族や周りにいる人との時間を大切にし、いままでより少し優しい気持ちで関わっていきたい」と締めくくった。

 3日に大成中学校で表彰式が行われ、県警本部業務部理事官・警察相談課長の左田浩紀さんが賞状を授与。受賞に際し「受賞できると思っていなかったので、うれしいです。家族や身近な人のことを考えながら書きました」と話していた。

 同校からは2年生の岡本希愛来(きあら)さんが優良賞を受賞。原さん同様、講演を聴いて大切な家族への思いをつづった。

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