独立美術協会展 阪本さんが鳥海賞受賞

 全国的な美術団体、独立美術協会の第86回独立展で、洋画白玄会会員、阪本聡さん(54)=御坊市藤田町吉田=の作品が鳥海賞を受賞した。2009年以来通算6度目の入賞。

 同会は1926年、佐伯祐三らによって創立された歴史ある団体。鳥海賞は、昭和初期から40年代にかけて活躍した洋画家鳥海青児にちなみ、ことし初めて設けられた賞。上位5番目の賞となる。受賞作品は「WORK’18―10」。アクリル樹脂を使った混合技法の抽象画で、130号(194×162㌢)の大作。立体的な厚みを持たせて空間的な奥行きや時間の経過を感じさせているが、今回は黒い平面の上に筆でごく細い線を何本か描き入れ、作品の空間に動きやリズムを持たせた。黄、赤などの色彩も加わり、豊かな画面構成となっている。阪本さんは「今回は独立賞を目指していたので少し残念ですが、自身の気持ちを気取りなく正直に表現する画家である鳥海青児の名を冠した賞をいただけてうれしく思っています」と話している。

 同展は東京で10月に開催されたあと、全国で巡回展を開催。大阪展は今月20日から25日まで、大阪市天王寺区の大阪市立美術館で開かれる。

写真=鳥海賞を受賞した「WORK’18―10」

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