二階幹事長と吉川農水相が台風被害視察

 二階俊博自民党幹事長と吉川貴盛農林水産大臣が6日、台風21号被害の現地調査のため御坊入り。意見交換会では被害を受けた生産者から「次の世代のためにも末永い援助を」などの声に耳を傾け、名田町楠井地区で損壊被害を受けたパイプハウスも視察した。被害の大きさを把握した二階幹事長と吉川農水相は「災害の前よりよくなったといわれるように対応していく」と完全復旧支援を約束した。

 今月2日の第4次安倍改造内閣で初入閣したばかりの吉川農水相は大阪府岸和田市や泉佐野市の農業用ハウスなどを調査したあと、午後から御坊入り。名田町上野のJA紀州集出荷施設がいなポートでは二階幹事長と一緒に同JAの芝光洋組合長や生産者と意見交換を行った。

 芝組合長は「パイプハウスの被害が非常に大きく、生産意欲が低下していたが、手厚い補助を出していただくことになり感激しています。次代を担う後継者のために、今後も援助をお願いします」と求めた。スターチス栽培の若手生産者は、ハウス施設の復旧への補助に感謝した上で「いまの農業経営は厳しく、子どもに農業をやらせられるか不安。親世代が建てたハウスは老朽化しており、台風被害以外でも補助してもらいたい。次の世代に引き継いでいくためにも、末永く援助をお願いします」。ミカン生産者からは「倒木や果実の腐敗などの被害が出ており、苗木の改植の補助要件を使い勝手のいいようにしてほしい。若い世代の就農のためには売り上げを伸ばすことが必要で、食の単価を上げる施策も検討してほしい」などと訴えた。

 このあと楠井地内でバラを栽培している山本修功さん(48)の損壊被害を受けたパイプハウスを視察。山本さんから「補助は非常にありがたい。ただ、ハウスを建て直すにも、事業者が手いっぱいですぐにスタートを切れるか不安」などと切実な声を聞き、被害の大きさと課題を目の当たりにした。二階幹事長は「大変な被害で、関係者の皆さんにお見舞い申し上げます。きょうが完全復旧のスタート。被害の前よりもっとよくなったといわれるようにしなければならない。最後まで途切れることなく対応していく」と約束。吉川農水相は「相当な被害が出ており、激甚指定並みの細かな対応策をすでに打ち出したが、パイプハウスの撤去などには環境省の補助も活用し、生産者の負担を軽減したい。塩害も深刻で、単年度で終わらず複数年で補助していきたい。営農意欲を持ってもらえるよう、若い世代の期待に応えていきたい」と語った。

写真=生産者から説明を聞く二階幹事長㊨と吉川農水相㊧

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