御坊市の空き店舗対策事業で飲食店開店へ

 御坊市が2014年度に創設した「商店街空き店舗対策事業補助金」を活用した出店第1号が決まった。御坊市薗、本町1丁目の大浜通り沿いの空き店舗で、出店するのは美浜町や日高川町でカフェ&バーねいろを経営している山本琴美さん(28)=美浜町和田=。店名は「ゆめみ茶屋」で、10月6日オープン。アニメに出てくる料理を再現する「あにめし」を提供するユニークな飲食店で、若者から高齢者まで気軽に憩える場を目指す。

 市では商店街や寺内町周辺の空き店舗の利用促進、若者の起業を応援しようと、月額家賃の2分の1を1年分助成、空き店舗改修に補助を出す制度を創設。問い合わせはあるがなかなか出店には至らず、17年度からは助成金を、これまでの最大56万円から110万円に増額してPRしていた。今回、商店街の店主の紹介もあって、創設から4年で初めての出店が決まった。

 場所は花尻青果店から西約30㍍の元喫茶「FUMIYA」。山本さんは美浜町和田の煙樹ケ浜前で「カフェ&バー ミュージックハウスねいろ」を母と、日高川町中津川では「サウンドカフェねいろ」を姉と共同経営している。以前からアニメが好きで、これまでコスプレ撮影会などのイベントを開催するなどサブカルチャーに興味があった。和歌山市や白浜町から「アニメソングのクラブイベントをやらせてほしい」との問い合わせも多く、「県内にはサブカルチャーのイベントを開催できる店が少ない。古本店や漫画喫茶もないし、だれもが気軽に遊びに来られる店を出したい」と思い描いていた。市商店街周辺で場所を探していたところ、知人の店主に紹介してもらい、「広い店内や立地条件など一目惚れしました」と即決。市に補助金申請を出し、認定された。

 現在は店内を改装中。カウンターのほかテーブル5席を置く予定で、棚を作って漫画をずらりと並べることにしている。各テーブルにはモニターを設置し、ファミコンなど懐かしいゲームが楽しめるようにする。

 料理は都会で流行している「あにめし」を提供。あにめしは、例えば「アルプスの少女ハイジ」に出てくるパンなどアニメ、映画、小説などに登場する食べ物を再現する料理。飲み物はアルコール類も提供する。サブカルチャーに特化した店舗がテーマだが、地元の住民が憩える場を目指しており、市の補助金制度については「本当にありがたい」と感謝。「多くの人に来てもらって、商店街の活性化にも貢献できるように頑張ります」と張り切っている。

 営業時間はランチが午前11時半~午後2時、カフェは2時から5時、バーは8時から午前0時まで。日曜定休だが、オープン翌日の10月7日は営業する。電話は℡0738―22―5115。

写真=本町1丁目に飲食店を新たにオープンする山本さん

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