御坊子ども食堂 オープンから2年経過

 御坊市を拠点に活動しているNPO法人フードバンク和歌山(古賀敬教会長)が運営する「御坊こども食堂」は、2016年9月のオープンからちょうど2年が経過し、利用状況をまとめた。初年度の利用者数は約1100人だったが、2年目は約1600人と1・5倍に増加。子どもたちの「居場所」として定着していることをうかがわせているが、同NPOでは「一日200人」を目標にしており、一層PRしていく。

 こども食堂は全国的に一人親家庭や「親が仕事の日は一人で晩ご飯を食べている」など、食事に困っている子どもたちが自由に食べに来られる場所として広がりを見せている。御坊こども食堂は食事に困っているかどうかにかかわらず、全ての子どもたちを対象にしているのが大きな特徴。毎週土曜日の昼食と、毎月第2・4日曜日の夕食を、子どもに無料で提供している。

 オープン当初の利用者は一日20人程度だったが、口コミ等で増え続けており、いまでは最大80人でにぎわっている。子どもの利用がアップしている要因の一つが、メニューの充実。当初、カレーライスなど単品メニューが多かったが、いまでは1回の食事に日曜日は25品以上、土曜日は15品以上を用意し、子どもたちが自由に選択できる「ビュッフェ方式」を採用。おいしくて栄養バランスがよく保護者からも「安心できる」と好評だ。

 調理や、食事までの間に行っている学習支援で講師を務めるボランティアも1年目の9人から14人に増加。食材の提供も着実に増えている。地方議員や子ども食堂開設を予定している団体、大学生の視察も多くなっている。活動は着実に浸透しているが、フードバンク和歌山では「もっとたくさんの子どもたちに来てもらいたいし、本当に食事に困っている子どもたちもたくさんいると思います。日曜日は毎回200人以上に来てもらいたいし、将来的には毎日開催したい」という目標を持っており、現時点での達成率は「30%にも満たない」と厳しい自己採点。今後については「毎週日曜日の開催を検討したが、人手不足で断念した経緯もあります。毎日開催となるとさらに食材の提供とボランティアが必要。PRに力を入れていきたい」と意欲的で、「子どもがいる全ての皆さんが対象。仕事等で疲れて『ご飯を作りたくない』『少しゆっくりしたい』などどんな理由でも構いません。豊富なメニューに驚くと思いますので、ぜひ一度見に来てください」と呼びかけている。

 御坊こども食堂は御坊市湯川町財部、ソフトバンク御坊2階のNPO法人日高総合型クラブで開設。子どもは無料、大人は1回300円。申し込みやボランティアスタッフ、食材提供の問い合わせは鈴木さん℡080―3792―0000。

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