御坊で自転車の男性はねられ死亡

 12日朝、御坊市島の日高川堤防市道で、自転車に乗っていた70歳の男性がトラックにはねられ、死亡した。御坊署はトラックの運転手が前を見ていなかった可能性があるとみて、事情を聴くなどして事故の詳しい原因を調査中。同署管内ことし4件、4人目の犠牲者となり、死者が昨年1年間の数に並ぶとともに、県内14署でワースト1位タイとなった。

 亡くなったのは、同市藤田町吉田の廃品回収業、柏木幸尚さん。事故があったのは御坊大橋の西詰め交差点から南へ約100㍍の市道交差点で、調べによると、午前8時25分ごろ、道路を斎場の方へ西から東に渡っていた柏木さんの乗る自転車が、天田橋の方へ南進する田辺市のトラック運転手、阪本義彦さん(29)運転の3㌧トラック(冷凍冷蔵車)にはねられた。柏木さんは意識不明の状態で、同市内の病院に救急搬送されたが、頭を強く打つなどしており、事故から約1時間後の9時23分に死亡が確認された。死因は脳挫傷等による多発外傷。阪本さんにけがはなかった。

 現場の交差点に信号機はなく、自転車は坂道を上ったあとで、トラックは堤防道路を直進。南進車線で出合い頭に衝突したとみられている。阪本さんは田辺市内へ帰社途中。自転車の近くには柏木さんが集めたとみられるアルミ缶が散乱していた。

 これで同署管内ことしの犠牲者は4人となり、昨年同期と比べて3人増。これまで1月に60歳の男性、2月に88歳の女性、6月に82歳の男性が犠牲になっており、柏木さんを含めて4人のうち3人が65歳以上の高齢者となっている。

 また、12日には和歌山市でも軽乗用車とバイクが衝突し、バイクの57歳女性が死亡。ことしの死者は県内で20人となった。署別では御坊と和歌山東の各4人が最多。全体で昨年同期比6人増となっている。御坊署交通課では「通り慣れた道でも油断せず、安全確認を徹底してください。時間と心にゆとりを持って運転してほしい」と注意を呼びかけている。

写真=柏木さんが乗っていた自転車

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