御坊のキャンプ場をキャンピングカーの聖地に

 フェイスブックで3500人が登録している「キャンピングカー倶楽部(CCC)」、7000人が加盟する日本最大のキャンピングカーオーナーズクラブ「くるま旅クラブ㈱」と、御坊市ふれあいセンターがタイアップして野口オートキャンプ場を「CCCパラダイス御坊」として8月1日から全国に発信することが決まった。全国でも珍しいモデルケースで、集客アップが期待され、同センターが目指す「キャンピングカーの聖地」実現へ大きく前進する。

 きっかけはことし5月、野口キャンプ場で初めて開かれたCCCのオフ会。全国各地から95台のキャンピングカーが集まり、「こんなに広く環境のいい場所はなかなかない」とオーナーらが気に入ったことから、今回の「CCCパラダイス」提案につながった。

 CCCメンバーで野口でのオフ会幹事の中心メンバーだった南海フェリー㈱の船長森本秀司さんと、くるま旅クラブ総括本部長の吉井章二さんが26日に来坊。柏木征夫市長を表敬訪問したあと、ふれあいセンター職員に「CCCパラダイス」を提案した。

 森本さんと吉井さんによると、キャンピングカーは走るホテルといわれるものの、実際に車中泊するときは駐車する場所が必要になるが、全国的に少ないのが現状。安心して止められる場所として、日本RV協会が認定する「RVパーク」、くるま旅クラブ会員特典施設「くるま旅パーク」、入浴施設がある「湯YOUパーク」など駐車施設が少しずつ増えてきているが、とくに関西では、京都と奈良にわずかにあるぐらいで非常に少ないという。そこで広い駐車スペースのある野口オートキャンプ場を「CCCパラダイス御坊」として駐車施設にすることを提案。各パークは協会等の認定を受けるために基準をクリアしなければならないが、キャンピングカー倶楽部とくるま旅クラブの会員が利用する場合は利用料金を割り引きするなどの特典をつけるだけで、いまある施設や設備をそのまま使用できるのが特徴。今後は、両団体合わせて約1万人の会員への告知、一日1万アクセスを超える協会ホームページを通じてのPR、年間来場者30万人を超えるキャンピングカーイベントでの広報を通じて、野口キャンプ場が「CCCパラダイス御坊」としてキャンピングカーで安心して泊まれる場所であることがアピールされることになる。大きな集客につながりそうだ。

 柏木市長は「大型のキャンピングカーが入りやすいように、進入口の段差解消を早急に対応したい」と全面協力を約束。森本さんと吉井さんは「野口キャンプ場は1区画が本当に広い。高速インターから近く、街も近くて買い出しにすぐに行ける最高の場所。『ここをパークにしてほしい』というユーザー発の取り組みで、CCCパラダイスという新しいモデルケースとして、野口を皮切りに今後全国に広めていきたい」。ふれあいセンターでは「普段の集客アップだけでなく、閉鎖していた冬場も利用が期待できる。非常にありがたいことで、キャンピングカーの聖地に一歩近づいた」と喜んでいる。

写真=がっちり握手する左から柏木市長、森本さん、吉井さん

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