難コースをマイペースで走る

 先日、日本三美人の湯の龍神温泉と世界遺産の高野山を結ぶ「高野山・龍神温泉ウルトラマラソン」が開催された。距離は50㌔と100㌔の2コース。100㌔は高野山を出発して龍神で折り返し。50㌔は龍神をスタートし、高野山がゴールとなる。距離もさることながら高低差が812㍍となる難コースだが、全国各地や外国からもエントリーがあり、合わせて約900人のランナーがチャレンジした。
 筆者も50㌔の出発点となった龍神へ取材に訪れた。そこで意外に感じたのは参加者の年齢層。体力が必要なコースだけに20代の若者ばかりかと思いきやそうでもない。話をうかがった新潟の女性は64歳で、55歳の時にダイエットを目的にマラソンを始めたという。周囲を見渡しても、20代の若者よりむしろ50歳、60歳代が多いようにも見えた。
 筆者も5年ほど前、ハーフマラソンを完走したいと思い、半年間ほどジョギングを続けたことがあった。しかし、途中で膝を痛めてしばらく休養。2週間ほど休んだら走るのが嫌になってやめてしまった。その後、いつかまた始めようという思いはあったが、どうも踏ん切りがつかずにズルズルと時間だけが経過した。最近では「もう年だからダメだ」と自分自身に言い聞かせている始末。
 歩んできた過去を振り返ってみると、後悔するのは、途中であきらめてしまったこと。決してチャレンジして失敗したことではない。「あの時にもっと真剣に取り組んでいたら」「やめずに続けていたら」と思うことがいくつかある。過去の反省を生かし、これから先は、あきらめずにゆっくりとマイペースで走り続けよう。そうすれば、たとえ完走はできなくても自分を納得させるゴールがあるはずだ。(雄)

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