道成寺で住職と宮司の対談イベント

 御坊日高博覧会「おんぱく」のプレイベント「神佛対談」が8日に日高川町鐘巻、道成寺客殿で行われ、同寺の小野俊成住職と御坊市薗、小竹八幡神社の小竹伸和宮司が対談。日高高新2年生6人でつくる「高校生おんぱく部」の企画で、約100人が参加した。身近でありながら知らないことの多い仏教と神道について、高校生が素朴な疑問をぶつけては語り合うユニークな対談となった。
 2人が握手を交わしてから対談開始。メンバーが質問して2人に交互に答えてもらう形で進行した。「この仕事に就いて後悔していることは」の問いでは、小竹宮司は「後悔はないですが、年末年始にゆっくりできることがないので『引退したらディズニーランドのカウントダウンに行こう』と夫婦で話しています」、小野住職は「床屋へ行ってみたかったですね。茶髪とかモヒカンとか」と答えて笑いを誘った。「おみくじは結んで帰る人が多いが本当はどうすればいいのか」の問いには2人とも「神様、仏様からのありがたい教えが書かれているので、大事に持って帰って何度も読んでいただきたい」と答えた。「授業で『神仏習合』を習ったけどよくわからなかったので教えて」という問いでは、小野住職が「『習合』はあわせまつるという意味。『この神様はこの仏様』と対応させた解釈で、たとえば熊野本宮大社は阿弥陀如来、熊野速玉大社は薬師如来という具合。奈良時代の終わりごろからの長い歴史がある」など詳しく解説。小竹宮司は「神も仏も受け入れるのは、日本の素晴らしい国柄だと思います」と話した。「厄除けはお寺と神社どちらがいいですか」と聞かれ、小竹宮司は「厄年は本来『役年』でいろんな役のつく年齢になったという意味。どちらでお参りしてもいいと思います」、小野住職は「芸道の成功祈願などにはよくこられますが、安珍清姫のイメージがあるためか厄除けには誰も来てくれません」と答えた。「不思議な体験をしたことは」の質問では、小竹住職は「地鎮祭の時は神様に降りてきていただくのですが、ちょうどその時に風がぴたりとやんだり、さーっと吹き渡ったりして、ああ今来られたな、出て行かれたなと感じることがあります」と体験を紹介。そのほか外出時の服装について「病院などにはどんな格好で行きますか」と問われ、小野住職が「入院病棟へこの格好では絶対に行けません」と答えると観客は爆笑していた。観客から寄せられた質問にも答え、会場は和やかな雰囲気に包まれていた。高校生おんぱく部のメンバーは次の皆さん。
 山下千春、小谷紫音、石田聖葉、橋谷健伸、中川太陽、花尻達弥

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