御坊市役所で和田勇パネル展

 御坊市の名誉市民第1号で1964年東京オリンピック誘致に尽力した和田勇の功績を多くの市民に知ってもらおうと、市と和田勇顕彰会(吉田擴会長)は10日から、市役所1階ロビーで初のパネル展をスタートさせた。名田町で過ごした幼少期、全米水泳選手権での日本選手団受け入れなど功績や生涯が分かる20枚を展示。NHK大河ドラマへ取り上げられるよう、市民レベルで機運を盛り上げていく。
 市と同顕彰会では東京オリンピックをテーマに2019年に放映されるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に、1964年東京五輪誘致実現に大きく貢献した和田を取り上げてもらおうと、昨年度からさまざまな顕彰活動を展開している。今回は市民に和田の偉大さを知ってもらい、地域をあげて大河に取り上げてもらう機運を盛り上げていこうと企画した。
 パネルは顕彰会の協力で県が作製。ことし2月に東京で開催された和歌山県出身の偉人をテーマに語るシリーズの第7弾「和田勇シンポジウム」の会場となった明治大学駿河台キャンパスで展示した20枚。アメリカワシントン州で生まれ、両親は小さな食堂を経営していたが生活は苦しく、4歳から9歳まで和歌山の祖父母に預けられた。御坊市名田町祓井戸で過ごした幼少期の様子や、戦後間もなく開催された全米水泳選手権で古橋広之進ら日本選手団を自宅に受け入れて献身的に世話したこと、私費を投じて中南米やヨーロッパを回って支持を呼びかけ、当初の下馬評を覆して東京五輪誘致に成功した功績など分かりやすく紹介。東京五輪後もメキシコ五輪、ロサンゼルス五輪誘致に力を注いだほか、日系人高齢者のための「日系引退者ホーム」を建設、運営するなど福祉事業にも尽力したことを写真入りで説明しており、和田の功績が一目で分かるようになっている。
 初日午前10時には柏木征夫市長、吉田会長ら顕彰会メンバーらが集まり、パネルをお披露目した。柏木市長は「いいパネルを作ってくれた。名誉市民第1号の和田さんのことを市民の皆さんに知ってもらいたいので、気軽に足を運んでもらいたい」とPRし、吉田会長も「NHK大河ドラマに取り上げてもらえるよう、まずは多くの人に理解してもらって、市民から機運を盛り上げていきたい」と話していた。
 27日まで。終了後は御坊商議所会議所が運営する御坊寺内町会館で展示する。

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