JA紀州が営農指導員研究発表会開く

 第3回JA紀州営農指導員研究活動発表大会は8日、御坊市のがいなポートで開かれ、みなべ営農販売センターの廣澤健仁さん(33)が最優秀賞を獲得。県果樹園芸技術員協議会の研究成果発表大会(3月15日、クアハウス白浜)に出場する。
 営農指導員の資質向上と地域農業の振興を目的に3回目で、「組合員の所得向上と地域農業の振興は私達が実践します」をスローガンに、営農指導業務に携わるJA職員18人が野菜、花、水稲、果樹の各部門で研究活動の成果を発表(1人は資料のみ)。県農業協同組合連合会、JAグループ和歌山、日高振興局、県うめ研究所、県暖地園芸センターの職員、JA紀州の役職員らが実用性、着眼点、データ性、発表力を審査して最優秀賞、優秀賞、特別賞、組合長賞を1人ずつ選んだ。
 廣澤さんは「梅剪定枝(ズバイ)の安定出荷に向けて」をテーマに、ほとんどの生産者が焼却したり園地に積み上げて処理し、お金にならない梅の剪定時に出る徒長枝(木から上向けに長く太く伸びる枝)を、正月の飾り付けに使われる「ズバイ」として出荷する農家所得の向上に向けた取り組みで、ズバイの出荷量を確保するための方法について検討した結果を発表。安定的なロット確保と規模拡大に向け、早い段階からの長期保存と保存時の水換え作業を調査し、「11月中旬から出荷(12月)まで保存することは可能で、5日に1回のペースで水換えを行うのが労力の軽減にもつながりベスト。水を換えずに保存することは無理で、延命剤を入れても不意な経費がかかるだけということが分かった。今後の課題は、いま以上の規模拡大と生産者維持。これらについて生産者と協力し、労力軽減、作業効率化に力を入れ、出荷量2倍を目指していきたい」と力を込め、高い評価を得た。受賞に「梅農家さんの処分していたものがお金になり、それが地域の活性化にもつながる。自身のスキルも高めつつ、さらに農家所得の向上、地域農業の発展に努めたい」と話していた。
 優秀賞は「ニンニクの施肥省力化に向けた取り組み」で日高営農販売センターの土井開さん(55)、特別賞は「生石灰施用による土壌病害対策試験」でいなみ営農販売センターの田中俊史さん(39)、組合長賞は「YN26の特性と栽培管理」で日高川営農販売センターの近田勝紀さん(32)。このほか、「水稲の品質向上への取り組み」で発表した日高営農販売センターの白井伸和さん(40)が、県野菜・花き園芸技術員協議会の研究成果発表大会(16日、JAビル)に出場する。

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