防災意識は子どものうちから

 きょう11月5日は世界津波の日。自民党幹事長の二階俊博代議士が提案し、各国に働きかけて一昨年12月の国連総会で制定された国際デーである。11月5日のいわれは、1854年のこの日、安政の南海地震が発生し、広川町では濱口梧陵が稲わらに火をつけるなどして多くの住民を救った逸話に基づくことは多くの人の知るところだろう。日高地方でもこの日に合わせて、もしくは前にして避難訓練などが行われている。南海地震の発生が心配されている中、津波防災への意識を高める日にしてもらいたい。
 小学生に「11月5日て何の日か知ってる?」と聞いてみた。少し考えていたので、「世界津波の日やで」と教えてあげると、「そうや、そうや、濱口梧陵の日や」と話してくれた。少しずつであっても着実に浸透してきているといえるだろう。子どものうちから津波避難の意識を植え付けることは非常に大切なことだ。
 筆者が運転免許を取った25年ほど前は、シートベルトの着用率は60~70%だったと記憶しているが、いまは着用していない人はほとんどいない。子どものうちから交通安全教育に力を入れたことが、ベルト着用が当たり前の今を作った一つの要因だろう。喫煙率の低下も同様といえるのではないか。「子どものうちから」は30年後、50年後の未来を作る。
 「大きな地震が起こったらどこに逃げますか」。家にいたとき、通学途中でもその時にいる場所によって避難場所は違う。どこにいてもはっきりと答えられる小学生がどれだけいるだろうか。子どもたちが自分の命を自分で守る力をつけるのは親の責任の一つである。国際デーをきっかけに、食事しながらでも家族で話してみよう。    (片)

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