みなべの高城・清川地区でも光通信サービス

 みなべ町山間部の高城・清川地区で20日から光通信サービスが供用開始され、町内全域で光通信網が普及となった。同日に清川公民館で開始式が行われ、関係者ら約40人が情報格差の解消を祝った。同公民館と整備を進めたNTT西日本和歌山支社(和歌山市)の事務所をテレビモニターでつないで会話するセレモニーも行われた。
 以前は電話回線を使ってインターネットに接続するADSL回線だったため、動画の視聴などに支障を来たしていた。住民から高速回線の整備へ要望があったが、情報事業者の自社進出はなく、町は整備費の一部を負担して民設・民営方式で行うことにした。事業者を公募した結果、NTT西日本和歌山支社に決まり、整備に関して町から1億4000万円の補助を出した。対象は高城地区で438戸、清川地区で659戸。同社では8月1日から利用の事前申し込みを受け付け、19日現在で高城で101件、清川で80件が申し込んでいる。
 開始式では小谷芳正町長が「町の均衡ある発展を配慮してきたが、高城と清川地域は光インターネットサービスを利用できない状況だった。町内全域が利用できるようになり、グローバル化する経済や産業に対応するとともに安全で快適な生活環境を構築して地域の価値を高め、人口流出の抑制や定住の促進につなげたい」と述べた。竹本栄次町議会議長も「光回線を大いに活用していただき、快適で充実したコミュニティー形成に役立ててもらいたい」と祝辞し、NTT西日本和歌山支社の樋口佳久支局長は「12月からの開始を目指していたが、みなさんの協力で円滑に進み、前倒しで供用開始することができた。光ファイバーによる通信を楽しんでもらえるサービスを提供していきたい」と事業報告を行いながら語った。
 このあと、清川公民館と同社和歌山支社の様子をモニターに映すというセレモニーが行われ、小谷町長、樋口支局長、竹本議長、地元区長の5人がスイッチを押すとモニターに動画映像が映し出され、画面を通じて言葉を交わしていた。

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