日高町バイオマスタウン構想 肥料工場建設へ

 日高町の松本秀司町長は、26日に再開した議会一般質問の中で、同町バイオマスタウン構想のメインとなる原谷地区下水汚泥処理肥料工場の建設について「民間事業者が早ければ来年度中に施設を建設し、稼働する」との計画を明らかにした。汚泥やし尿を処理して堆肥化するための施設で、リサイクルの推進や有機野菜栽培などにつながると期待されている。
 バイオマスタウンは、下水汚泥や農作物の残りかす、家畜排せつ物、食品廃棄物などを燃料や肥料にリサイクルして活用するまちのことで、自治体が構想を策定し、農林水産省が認可。日高町は、2011年4月に認可を受けた。
 同町バイオマスタウン構想では、原谷の県道新鹿ケ瀬トンネル西に浄化槽や集落排水、下水道の汚泥、し尿を処理し、発酵、乾燥の工程を経て有機肥料を製造するための肥料工場を建設。事業主体は日高地方の民間清掃業者で、町が処理を委託。製造された肥料は地元や近隣市町に販売し、有機野菜や米の栽培に活用していく。
 一般質問では、栄茂美議員が「バイオマスタウン構想の進捗(しんちょく)状況はどうなっているのか」と質問。松本町長が「民間事業者が原谷地内の計画予定地(610平方㍍)で造成工事を完了。早ければ来年度中に施設を建設し、事業を開始すると聞いている。汚泥やし尿の減量化と資源化、処理費削減にもなるので大いに期待している。町としてもできることは協力したい」と答弁した。また、肥料工場の処理能力は一日当たり3㌧で、これだけの容量があれば町内で一日に排出される汚泥やし尿の分をカバーできる。将来的には、周辺市町の汚泥やし尿なども受け入れられるよう、処理能力を拡充する計画もある。栄議員からは「生ゴミも処理できるようにすれば、町内のゴミ半減プランを策定、実現できるのではないか。しっかり、肥料工場を応援してほしい」との要望もあった。
 このほか、芝充彦議員が「ことしの地震、津波避難訓練の日程はいつか」と質問。松本町長は「11月3日の祝日(文化の日)を予定している」と説明した。芝議員は「祝日ということで野球やバレーなどクラブ活動をしている子どもたちもいると思うが、クラブ活動時を想定した訓練の働きかけもしてほしい」と要望。また、地域防災リーダーの育成推進も求めた。この日は西岡佳奈子議員が「5歳児健診の実施」などでも執行部をただした。

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