徳本上人200回忌 法話や掛け軸展

 浄土宗和歌山教区日高組寺院57カ寺でつくる日高念仏大法会奉修委員会(増田秀穗委員長)と徳本さんで日高おこし隊実行委員会(金﨑昭仁会長)が10月1日、日高町志賀の誕生院や中央公民館で催す徳本上人200回忌イベントの内容が決まった。大法要をはじめ、浄土宗の高僧を迎えての記念法話や貴重な掛け軸の展示など多彩に企画している。
 江戸時代の念仏行者・徳本上人(1758~1818年)の遺徳をあらためて顕彰し、感謝するとともに、地域の活性化にもつなげるのが目的。同奉修委員会は、「日高念仏大法会2017」と題して、午前10時から徳本上人生誕の地である志賀の誕生院で開催。最初に念仏と先祖回向を行い、午後0時半からは境内遺跡案内もある。午後1時からメインの200回忌大法要。午後2時半からは、東京都港区大本山増上寺御法主の八木季生氏を迎えて「念仏真価を示した徳本行者」をテーマに記念法話を聴く。八木氏は、徳本上人臨終の地である東京都文京区の一行院の元住職でもある。午後4時からは餅まきも予定している。
 一方、日高おこし隊実行委員会は、「日高を探ろう 日高を食べよう」のイベントを中央公民館や周辺駐車場で催す。午前9時から午後4時までは、長野県諏訪市の貞松院にある、徳本上人が「南無阿弥陀仏」と揮毫(きごう)した長さ8㍍の御名号掛け軸を借り受けて特別展示。もともと国内で3幅あったが、戦争で焼失するなどして現存しているのはこの1幅だけ。このほか、比井の天然寺、志賀の浄恩寺、高家の稱名寺(調整中)がそれぞれ保管する徳本上人の木造坐像や岸和田市の正覚寺などにある徳本上人が使った衣、すずり、土鉢、日高町、美浜町、田辺市の住民が所有する掛け軸などが展示される。午前10時から午後5時までは、「マルシェ200in日高」として、日高地方の特産品を販売。しらすや力餅、しょうゆ、クエ、みそ、イチゴ、かまぼこなどが並ぶ。また、地元で栽培した徳本そばも販売。会場では和歌山大学観光学部の学生が製作した昔の「大八車」の展示や荷台での物産販売を行い、徳本上人とクエの記念撮影用顔出しパネルも設置する。さらに軽トラ市も同時開催の方向となっている。誕生院と中央公民館の間では、来場者用のシャトルバスも運行。バス6台を使って10分間隔で送迎する。日高おこし隊実行委員会では、9月に誕生院周辺で徳本そばの種まきを行い、200回忌の当日、来場者がそばの白い花を楽しめるようにする。
 当日は全国ゆかりの寺から多くの関係者らが来場すると予想されており、日高町PRの絶好の機会にもなりそうだ。

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