DONET活用津波予報 対象エリアを拡大

 県は21日、新たに紀伊水道沖に設置された地震・津波観測監視システム(DONET2)を活用し、津波予測システムの予報対象区域を県内の沿岸全18市町に拡大すると発表した。これにより、日高地方はみなべ町の2地域だけだったが、拡大後は由良、日高、美浜、御坊、印南の5市町、計27地域が対象エリアに加わる。
 県は気象庁の認可を得ておととしから、防災科学技術研究所が熊野灘沖の海底に設置している地震・津波観測監視システム(DONET1)を活用し、田辺市、すさみ町、串本町など紀南7市町38地域を対象に、津波発生時の到達時間や高さなどを瞬時に県民や沿岸の自治体にメールなどで配信する予報業務を行っている。
 今回新たに設置されたDONET2は、高知県の室戸岬沖から潮岬沖をカバー。今月16日には県が気象庁から気象業務法に基づく予報範囲の変更認可を受け、9月中旬からは和歌山市から新宮市までの沿岸全市町を予報対象エリアとしてシステムを運用する。
 仁坂吉伸知事は21日の定例会見で、「これは世界で唯一実現している津波の実測データに基づく予報システムであり、津波の大きさや到達時間などの情報が瞬時に正確に手に入る。おととしの正月には担当職員の潮位入力のミスによる誤報もあったが、今後は日本全国に広がり、人類のために大いに活用してもらいたい」と述べた。
 日高地方の予報対象地域は次の通り。
 由良町=衣奈、戸津井、小引、大引、神谷、吹井、網代▽日高町=志賀、方杭、小浦、比井、産湯、阿尾1、阿尾2▽美浜町=三尾、和田、浜ノ瀬▽御坊市=塩屋、名田町野島1、名田町野島2、名田町上野、名田町楠井▽印南町=津井、印南1、印南2、西ノ地、島田▽みなべ町=山内、芝

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