夏の高校野球和歌山大会 紀央館が初の決勝進出

 日高地方勢、35年ぶり夏の甲子園へ王手 第99回全国高校野球選手権和歌山大会13日目の27日は準決勝2試合が行われ、第1試合の紀央館は和歌山東に競り勝って初の決勝進出を決めた。紀央館は相手のお株を奪う5本の長打を含む10安打を放ち、4得点。守っては無失策のバックに支えられたエース・石方が初戦から4試合連続となる完投で3失点にまとめ、バットでも貴重な勝ち越し打で勝利に貢献した。
和歌山東
010010010 3
00200200× 4
紀央館
 2回に今大会初の先制点を許した紀央館だが、浮き足立つことなく落ち着いて試合を運んだ。3回は和歌山東先発・山本を攻め立て、無死から大森、湯川の連続内野安打と垣内のバントで二、三塁とすると、中野の三ゴロで本塁へ突入した大森が三本間に挟まれる間に走塁妨害(三塁失策)を受け、まず同点。中野の盗塁は失敗に終わったが、2死三塁から中村が右中間を深々と破る適時三塁打を放ち、主導権を奪い返した。
 5回に追いつかれるも、6回は和歌山東2番手・前から先頭の中村が左前打、二盗。德永の遊ゴロで中村が三進後、石方が追い込まれながらも変化球をうまくとらえて右中間適時二塁打し、さらに続く山村にも右中間適時二塁打が飛び出してこの回2点をリードした。
 2回1死から本塁打を浴びた石方は5回2死二塁から適時三塁打を打たれたが、6、7回はいずれも3者凡退で試合の流れを引き戻した。8回、先頭打者に本塁打され、1点差で迎えた最終回。2死から安打を許し、次打者の四球で一、二塁のピンチを招くものの、前の打席で本塁打の池田を変化球で三振に仕留めた。強力打線の和歌山東相手に7安打3失点完投。外角へ速球、変化球を制球よく集める丁寧な投球が光り、バックも初回2死一塁から背走、スライディングキャッチを見せた遊撃・德永を中心に堅実な守備でもり立てた。
 紀央館は7回に垣内、8回に石方が二塁打をマークし、3試合連続の2桁安打。これで4試合のうち3試合が1点差勝ちと素晴らしい粘りを発揮。初戦では昨年準優勝の箕島、準々決勝では新人戦覇者の向陽、準決勝では秋季県予選優勝の和歌山東と並み居る強豪を次々と撃破しており、勢いに乗って悲願の甲子園へリーチをかけた。
 決勝は28日午後1時プレーボール。対戦相手は27日準決勝第2試合(智弁和歌山―市和歌山)の勝者。
 吉水智章監督 (接戦となって選手たちに)任せるしかない、任せきって見ていました。ここまで来たら(決勝も)彼(石方)に任せるしかない。練習でやってきたことをやるだけ。

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