御坊の西川さん 日高病院へ恩返しに車いす贈る

 頚椎を損傷して全介助の支援を受けながら生き生きと生活している御坊市薗の西川孝さん(55)が代表を務める福祉支援グループ「R.ロードG」が6日、国保日高総合病院(曽和正憲院長)に車いす2台を寄贈した。7年半前に転落事故に遭い、日高病院で2年4カ月にわたる手厚い看護を受けた恩返しの気持ちを車いすに込めた。いまも前向きにリハビリに励んでおり、「同じ障害を持つ人の励みになりたい」と今後も活動の幅を広げていくとしている。
 西川さんは平成21年12月に転落事故に遭い、日高病院に救急搬送されてから24年3月に退院するまで手厚い看護を受けた。頚椎を損傷し、首から下の部分を思うように動かせず、全介助の支援を受けながらも常に前向きで活動的に日常生活を送っている。サポートを受ける中で「福祉の分野で地域に貢献していきたい」との思いが強くなり、日ごろから介助を受けている福祉事業所に協力を依頼。快諾したステーションつくし、ケアフルズ、かいてきケアステーション、ケアセンターおたっしゃ倶楽部御坊・日高事務所、古久保薬局、㈲リフレHOMEシオジの6事業者と合同で福祉支援の有志グループ「R.ロードG」をことし5月に結成。Rはリング(輪)、Gは御坊の頭文字で「みんなで輪になって同じ道(ロード)を進み、御坊からさまざまなメッセージを発信していきたい」との思いを込めた。今回初めての活動として、まずは世話になった日高病院に感謝の気持ちを形にしようと車いすを贈呈することにした。
 同病院1階で贈呈式が行われ、曽和院長は感謝状を手渡し、「有効に使わせてもらいます。西川さんもますます元気で頑張ってください。今後も出来る限りの支援をしていきたい」と礼を述べた。畑忠良事務長、小松香世美看護部長は「車いすは外来用に20数台ありますが、利用者が多く、足りていなかったので本当に助かります」と感謝した。
 西川さんはいまも週4回、日高病院にリハビリに通っており、電動車いすを操作できるようになるなど少しずつ回復。いまはタブレットの操作にチャレンジしており、「いつかはホームページで活動の紹介や情報を発信したい」と目標を持って努力を続けている。R.ロードGの活動も広げていきたい考えで、「同じ障害を持つ人の励みになりたい。障害の種類や世代もさまざまですが、相談相手となってアドバイスしたい。とくに入院から在宅に移行するときは不安や心配がありますが、自分の経験を生かし、いろんなサービスを受けて日常生活を送れること、親身になってサポートしてくれる事業者がたくさんあることを伝えたい。家が一番快適だと知ってもらえるように活動していきたい」と話している。

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