御坊の北吉田蓮保存会が文化イベントを企画

 御坊市の北吉田蓮保存会(佐竹成公会長)は、昨年北吉田地内に整備した「舞妃蓮の郷 蓮公園」を伝統芸能の発信拠点にしようと、ことし初めて文化行事を計画した。11日の観蓮会を皮切りに25日、7月2日の3日間にわたり、蓮池に建設している東屋「荷風亭」を舞台に、民謡踊り、詩吟、銭太鼓、能の謡(うたい)、琴、ギター演奏を企画。池周辺にはベンチを置いて観覧席も設け、蓮と芸能文化に触れる機会を提供する。
 保存会では蓮公園完成当時から、将来的には文化芸能の拠点としていく思いを持っており、東屋は能や舞踊が発表できるようにと床は厚さ10㌢の角材を使って頑丈に仕上げている。蓮池に浮かぶような東屋を舞台に、情緒あふれる雰囲気の中、さまざまな芸能を観賞してもらおうと、各種団体の協力を得て初めて芸能発表を企画した。
 11日は昨年に続いて2回目の観蓮会で、午前9時に開会。午前中は蓮の葉でジュースや酒を飲む「象鼻杯体験」などのほか、荷風亭では民謡踊りの日高川踊り保存会が「大賀蓮音頭」を披露。続いては詩吟で、独吟では木村洪平さんが絶句「夜下墨水」、合吟では紫洲流日本明吟会が「祝賀の詩」を発表。最後は美浜友遊くらぶが「銭太鼓」を見せる。夜の部は午後7時に開演。能の御坊喜長会(岡本恒男会長)が「謡の夕べ」として能の説明や、能の声楽(言葉・台詞)に当たる謡で「月宮殿」を披露する。7時25分ごろからは道成寺の小野俊成住職が「住職のお話し」で聞かせる。会場は、かがり火で幻想的な雰囲気も演出する。
 25日は午前10時から琴の演奏会。菊明会(菊瓔佐和子会長)が「六段のしらべ」「OKOTO」「春の海・21」で繊細で力強い音色を響かせる。最終の7月2日はギター演奏会。佐竹会長とつながりがある北田ようすけさん(和歌山市)が「コンドルは飛んでいく」などをソロ演奏する。佐竹会長は「美しい蓮と、日本の伝統芸能を堪能し、楽しいひとときを過ごしてもらいたい。気軽な来場を待っています」と呼びかけている。

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