火災予防の徹底を

 福島県の浪江町で先月29日に起きた山火事は、東京電力福島第一原発事故に伴う帰還困難地域内だったため通常の消防活動ができず、火災発生から11日目の5月9日までに約50㌶が焼けた。5月8日に会津坂下町で発生した山林火災では民家など5棟が全焼。宮城県の栗原市では民家など11棟、さらに釜石市では数日で約400㌶を焼いたそう。原因については各地で調査が行われているが、宮城県栗原市の山火事では焼け跡からたき火をしたような跡が見つかるなど、人の不注意による失火だった可能性があるとみられている。
 4月、御坊市と日高広域両消防の火災出動がともにゼロを記録したが、5月に入り、4日に印南町、7日に美浜町と日高町、8日に印南町で火災が相次いで発生。日高町と8日の印南町はいずれも野焼きから燃え広がった火が原因だった。火災は冬場だけでなく、春先から初夏にかけても空気が乾燥しているため全国で多発。農林業関係者らが野焼きで火を扱う場合は初期消火の準備をし、気象状況を踏まえて細心の注意を払って作業するとともに、危険性が高い場合は中止したり、火の取り扱いに十分注意する必要がある。
 また、日高町や印南町と同様に、田んぼや畑で刈り取った草の焼却で周辺に火が燃え広がる火災が多発している。焼却の際は周囲に燃えやすいものがないか確認し、消火の準備と監視を必ず行い、火災とまぎらわしい火や煙が上がるため、必ず消防署へ届け出るよう協力が求められている。たき火の警戒が消防車の火災出動に影響しては一大事。農業のわが家でも消防への電話を徹底している。マッチ一本火事のもと。対岸の火事ではないと肝に銘じよう。   (笑)

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