高校生発の「まちゼミ」に期待

 日高高校でOECDに取り組んでいる生徒16人のグループ「わかやまクラフト」は、7月20日から1カ月間御坊市の商店街でイベント「まちゼミ」を開催する。生徒らが商店街を訪れた時に寂しさを感じ、普段商店街に来ない高校生らをもっと呼び込もうと企画した。
 ところで「まちゼミ」とは何だろうか。調べてみると、店舗の店主らが講師となって希望者に講義や体験を提供する取り組み。講義の内容は、プロならではの専門的知識や趣味の話。セミナーを開くことで、多くの人とコミュニケーションを深めることができ、将来的にセミナー参加者にお客さんになってもらおうという取り組みだ。
 2003年に愛知県で始まり、以降全国278地域で開催されているとのことで、前例を調べてみた。カバン店の職人による手持ちバッグの修理講座、スポーツジムでの「ひざ痛の人の運動」、酒屋によるお酒のテイスティングなど。確かに、始まりから10年以上続いている取り組みだけあって、なかなか興味をひかれる内容だ。何よりこのまちゼミのいいところは、受講料無料に加え、販売行為を禁止していること。商店街の店に興味はあるものの、「入ると何か買わなければいけない」という意識があるので二の足を踏んでいる人もいるだろう。そういった人たちも気軽に店に入れるいい機会になるだろう。
 先日、開かれた店主ら向けの説明会では、初の取り組みに質問が多かったが、高校生が主体的に進める取り組みとして協力的な声も出ていた。まちゼミを成功させるポイントは、1年で終わらず継続させること。高校生発のこの取り組みが来年以降も継続され、商店街の活性化につながることを願いたい。   (城)

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