南部川の稚アユ カワウ被害増加

 みなべ町を流れる南部川で、遡上する稚アユが野鳥のカワウに食べられるという被害が増えている。堰堤にある魚道にネットを張るなどの対策を行っているが、大きな効果はみられていない。漁協関係者らは「被害は年々増えているようで、アユの資源量への影響が心配だ」と話している
 カワウは体長80㌢程度。色は黒で、足には水かきがある。魚類を捕食し、捕獲時には1分以上潜水することもあるという。1羽で一日500㌘の魚を食べるといわれ、稚アユ1匹を10㌘と換算すると1羽で50匹食べることになる。
 関係者の話によると、「南部川では1度に50羽ほど飛来することもある。夜明けごろから群れで飛んできて、一度に大量のアユが食べられてしまう。カワウは以前と比べて増えているようだ。このままでは大きな被害になる」と話している。
 対策としては、遡上してくるアユが一時的に溜まる同町気佐藤地内の堰堤の魚道にネットやテグスを張るなどしているが、今までのところは大きな効果はみられていない。
 全国的にも被害は広がっており、猟友会に駆除を依頼する漁協もある。

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