大河ドラマに和田勇氏 御坊市が売り込み費を予算化

 御坊市の柏木征夫市長は24日、新年度予算を発表した。一般会計は124億5653万2000円で、前年度比2・8%増。新規事業は、ファミリーサポートセンターの10月開設へ向けた施設整備や学童保育の拡充など、子育て世帯の支援に重点。2019年放映予定の「東京オリンピック(1964年)」がテーマのNHK大河ドラマに御坊の偉人、和田勇氏を取り上げてもらえるようPRするユニークな取り組みも盛り込んでいる。
 和田勇氏の顕彰事業として312万7000円を計上。NHKは2020年東京オリンピック前年の2019年に放映予定の大河ドラマのテーマを「東京オリンピック(1964年)」に決めており、脚本家の宮藤官九郎さんが手がけることになっているが、内容はまだ白紙。そこで、1964年の東京オリンピック招致の功労者で御坊市名誉市民第1号の和田勇氏を取り上げてもらおうと活動する。具体的には、和田勇氏にゆかりのある人を講師に招き、御坊市民文化会館で6月ごろにシンポジウムの開催を計画。ほかにはリーフレットを1万部、クリアファイルを3000枚作製し、関係機関に配布して機運を盛り上げる。JR御坊駅や市役所駐車場には看板や横断幕を設置。NHKへもPR活動を行う。
 待望のファミリーサポートセンターは、いよいよ10月からの開設へ向け、拠点となる御坊小学校北校舎室内の改修や業務委託費として2297万6000円を計上。6月ごろからスタッフ会員養成講座を開講して人材を確保し、併せて利用会員も募集していく。同じ御坊小北校舎には、これまで南校舎で行っていた学童保育「御坊子どもクラブ」を移設。小学3年までだった対象年齢を6年まで拡充し、働く世帯へのサポートを充実させる。改修費用に5570万円を盛り込んでいる。妊娠期から子育て期にわたる様々なニーズに応えるための相談窓口として、市役所2階健康福祉課の相談室に子育て世代包括支援センターも開設。助産師の臨時雇用と施設整備に584万9000円を計上した。
 柏木市長の選挙公約の一つである教育施設への空調設備設置には1億1440万円を投入。新年度は中学校が対象で、すでに設置済みの湯川中を除く3校のすべての普通教室と、図書、音楽、理科の特別教室に設置する。工事は夏休み中。小学校6校と4幼稚園は設計を行う。このほか、倒壊の危険がある空き家の撤去費用に最大80万円の補助を出す空き家再生等推進事業、海岸堤防等老朽化対策事業、家具転倒防止金具取り付け事業なども実施していく。
 予算規模は、市長選前で新規事業を盛り込まなかった前年度に比べて2・4%増の積極型。財政調整基金は3億6300万円を取り崩しており、残高は18億819万円となっている。

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