ご当地バーガーGP カワが鹿肉で3連覇

 今月9、10の両日、鳥取県で開かれた「とっとりバーガーフェスタ 第6回全国ご当地バーガーグランプリ」で、㈱カワ(本社・広川町、川良弘代表取締役)が古座川町と共同開発した鹿肉の「里山のジビエバーガー」=写真左=がグランプリを獲得。おととし、昨年の「紀州梅バーガー」に続き、見事3連覇を達成した。全国で大きな問題となっている農作物の鳥獣被害を背景に、新たな食材での挑戦が高く評価され、2位に大差をつけての日本一となった。
 ことしは鳥取県内から7団体、県外からは23団体の計30団体が参戦。来場者が食べておいしかったバーガーにビー玉で投票する一般の人気投票と、食や地域おこしの有識者による試食・書類・プレゼン審査の結果、トータル2399バーガーポイント、2位の「THIS 伊豆 しいたけバーガー」(静岡県三島市)に約700ポイントの大差をつけてグランプリに輝いた。
 カワは初参戦のおととし、昨年と「紀州梅バーガー」で優勝。今回は和歌山県も特産化に力を入れる野生鳥獣肉(ジビエ)の中から古座川町で捕獲、加工された鹿肉を72%使用したバーガーをメイン食材とし、バンズにはみなべ川森林組合が生産する紀州備長炭を練り込み、鹿肉とトマトを煮込んだラグーソース、湯浅町の三宝柑入りマヨネーズソースのダブルソース仕立ての「里山のジビエバーガー」でエントリーした。
 2日間で1500個を販売し、投票・審査の結果は来場者の投票が529ポイントで4位だったものの、審査員の評価は1870ポイントでダントツの1位。2年連続1位となった梅からまったく違う食材に切り替えたチャレンジ精神、ジビエという新たな特産PRと地域の問題解決を合わせた取り組みが高く評価され、ぶっちぎりでグランプリに輝いた。
 開発段階の試行錯誤で鹿肉の配合量は72%が最もやわらかくふんわり焼き上がることを突き止め、高タンパクで低脂質の鹿肉とデトックス効果のある紀州備長炭のバンズで挟んだバーガーは、子どもや主婦らも「やわらかくておいしい」「いやなにおいも全然ない」と好評。チーム代表の今西廣典本社企画室主任(36)は、「古座川町とタッグを組み、県の畜産課や食品流通課などの協力を得て、多くの皆さんと作り上げたバーガーが高い評価をいただき、本当にうれしい。ジビエ肉という新たな挑戦をしっかりと提案できたことも大きかった。今後はこれを全国に発信し、和歌山の特産PRに努めることが使命だと思っています」と話している。
 里山のジビエバーガーは1個税込み483円。パン工房カワ御坊店など各店で販売中。

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