みなべの面谷トンネルが貫通

 みなべ町清川と田辺市芳養地内にまたがる県道芳養清川線で建設している面谷(おもだに)トンネルが16日に貫通し、現地で貫通を祝う会が開かれた。地元住民や工事関係者ら約60人が出席。工事の節目を通り初めなどで祝い、あいにくの雨の中も、新しいトンネルでみなべ町と田辺市がつながったことを喜んだ。
 場所は清川地内の大川集会所近くから田辺方面へ約500㍍の地点。現状のトンネル(延長356㍍)は昭和28年に建設されたが、幅員が3・3㍍と狭く交通のネックとなっている。建設中のトンネルは延長653㍍、幅員6・5㍍の2車線となる。掘削工事は淺川組(和歌山市)・尾花組(田辺市)の特定工事共同企業体が施工。昨年9月から、発破などを行うナトム工法で北側のみなべ町から南側の田辺市へ向けて掘り進めていた。
 祝う会では、参加者が見守る中、重機で最終の掘削を行いトンネルが貫通した。このあと塩、米、酒で清められ、参加者全員がジュースなどで乾杯。通り初めは強い雨の中となったが、傘をさした住民らが次々とトンネルを田辺市側へ通り抜け、外へ出ると「抜けた」などと喜んでいた。最後に㈱淺川組の津名成郎部長が「工事期間中はご迷惑をおかけしていますが、無事に貫通することができました。これからも無事に進められるように頑張っていきたい」と謝辞を述べた。
 今後はトンネル内部の壁面の施工などに移る。供用開始は29年度中の見込み。清川区長会の山本安雄会長(70)は「新しいトンネルができると、車の対向がスムーズになる。一日も早く通れるようになってほしい」と話していた。この日の午前中には、清川小学校児童が貫通前のトンネルを見学した。

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