フルコン空手 前田兄弟がそろって日本一

 直接打撃制空手の階級別日本一を決める第3回全日本フルコンタクト空手道選手権大会が21、22の両日、エディオンアリーナ大阪(府立体育館)で開かれ、男子中量級で新極真会和歌山支部御坊道場の前田優輝選手(24)=美浜町和田、印南小学校講師=が3連覇、男子軽重量級では優輝選手の弟の前田勝汰選手(22)=同、御坊市役所=が初優勝を飾り、兄弟そろって王座に輝いた。
 優輝選手は体重別では国内に敵なしといわれる絶対王者。高校2年のときに出場した新極真会第26回全日本ウエイト制大会軽量級を史上最年少で制すと、翌年、翌々年も優勝し、4年目の負傷欠場を除いて、大会が全日本フルコンタクト空手道選手権(階級は軽量級から中量級に)となってからも2年連続で優勝していた。
 フルコンタクト3連覇がかかった今大会も優勝候補の筆頭で、1日目の2~4回戦はいずれも本戦5―0で圧勝。2日目の準々決勝は新極真会大阪東部支部の其原太一選手(19)と初の延長戦に入ったものの、2分の延長は5―0で文句なしの勝利を収めた。続く準決勝は新極真会福岡支部の越智純貴選手(21)を本戦4―0、決勝は他流派(聖武会館)の小野寺天汰選手(20)を本戦5―0と格の違いを見せつけ、見事、大会3連覇を達成した。
 勝汰選手はおととしの第1回大会が3位、昨年は準優勝で、今大会は破壊力のある突きと速いステップからの蹴りが冴え、3回戦では開始35秒に強烈な下突きで相手をKO。決勝はこれまで何度も顔を合わせ、本大会もおととしは準決勝、昨年は決勝でぶつかり苦杯をなめた宿敵、新極真会愛知山本道場の加藤大喜選手(23)との対戦となった。
 勝汰選手は大会直前、仕事で熊本地震被災地へ倒壊家屋の被害認定支援で派遣され、十分な練習ができなかったが、昨年10月の世界大会で4位(無差別)に入ったことでひと回り大きく成長。本戦は1―0で決着がつかず、延長戦は突きの猛ラッシュをみせ、5―0で圧勝した。
 この結果、前田兄弟は来年春、カザフスタンで開催される全世界ウエイト制大会への出場が決定。今回の大会の模様は6月4日午後1時からBS―TBSで放送される。

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