県の津波誤報メールで知事が陳謝

 1日午後、県が県内全域の携帯電話利用者に津波からの避難を呼びかけるメールを誤配信した件で、日高地方でも多くの人が高台などに避難し、市町役場に問い合わせや苦情の電話が殺到。県は仕事始めの4日朝、仁坂吉伸知事が取材に応え、「潮位データの入力忘れという初歩的なミスと、(トラブル発生を受けて)慌ててしまったことの2つのミスがあった。うろたえずにまずシステムを停止していれば、2度目の誤報は防げた」と反省点を挙げ、「正月の平穏を破り、県民や観光客に多大な迷惑をおかけした」と陳謝した。
 県防災企画課によると、1日午後2時8分ごろ、「和歌山県沖にて大きな津波の観測がありました。至急高台など緊急避難先へ避難し、今後の情報に注意してください」などという内容の緊急速報メールとエリアメールを県内全域に配信。約50分後の3時1分ごろには、「和歌山県沖にて観測される津波が更に大きくなっています」などという誤報メールを配信した。
 これを受けて、日高地方でも多くの住民が高台や小学校、公共施設などへ避難。御坊市役所や各町役場には「地震もないのに津波とは、間違いではないのか」という問い合わせの電話が相次いだ。
 3時15分には最初の誤報メール、3時21分には2回目の誤報メールの訂正メールを送信。3時30分ごろには県内市町村に対し、誤報だったことを知らせる内容の防災行政無線等による周知を依頼し、5時4分には「2件とも誤報であり、大変ご迷惑をおかけしました」とのお詫びのメールを送信した。
 御坊市役所は担当課の職員が緊急招集となり、市民からの問い合わせや苦情の電話の対応に追われた。美浜町では避難用外階段のある松原小学校へ10人以上が集まり、役場職員が鍵を開けて屋上へ避難したという。

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