もっと夢のある戦略を

 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」。ことし9月ごろから各自治体でこの冠をつけた会議が開かれた。一体どういう会議かというと、日本の人口はどんどん減っている。このままだと国民は身近なサービス、つまり娯楽や医療など色んなサービスが受けにくくなるし、自治体は税収の落ち込みで財政が硬直化し、社会保障の財政負担がますます大きくなる。だから、何とか人口減少に歯止めをかけ、活力ある町づくりの計画を立てる。ざっくりいえばこんなことだと思うが、もうすでに戦略会議を終えたところもあるし、策定中の自治体もある。そんな中で、筆者が思ったのは戦略自体がすでに実施しているものや従来型の事業が多いということ。例えば、煙樹ケ浜がシンボルの美浜町。この煙樹ケ浜を使って「クイズでマイホームをゲットしよう」なんてのはどうだろう。まず、全国から持ち家のない新婚カップル500組1000人を募る。この1000人を煙樹ケ浜に集めて〇×クイズなど何でもいいから勝ち残ったカップル10組に新築の家を提供。この家には永住などの条件をつけ、子どもができれば子育て支援金も贈る。そうすれば、少なくとも20~30人を確保。さらには煙樹ケ浜の全国アピールにはもってこいの企画だと思うが、どうだろう。財源もないのにそんな夢みたいな話と関係者に叱られるかもしれないが、先日の御坊市民教養講座の講師として登壇した小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネジャー川口淳一郎氏の話じゃないが、「夢で飯は食えない」じゃなく「夢も見ないで飯が食えるか」の言葉もある。できる、できないは別にして、総合戦略にはもっと夢のある事業を展開してほしいと思っているのは筆者だけだろうか。 (高)

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