御坊中学校で薬物乱用防止啓発イベント

 県など主催の薬物乱用防止啓発イベント「わかやまNO! DRUG! フェスティバル」が1日、御坊市の御坊中学校(土井淳司校長)で開かれた。全国的に少年の薬物に関する事件が増加しているなか、講演だけでなく麻薬探知犬の模擬捜査や生徒らによる薬物の断り方の寸劇も楽しみながら、麻薬の危険と正しい対応を学んだ。
 全校生徒187人と保護者、教職員、薬物乱用防止指導員、薬物乱用対策推進本部構成員など約230人が参加。初めに県薬務課の森本康弘さんが講演し、危険な薬物の種類や使ってしまったらどうなるのかを説明。幻覚を見て人に暴力を振るったり、買うためにお金が必要になって恐喝や強盗をしたり、体の制御がきかなくなって事故を起こしたり「人に迷惑をかけないから」では済まされない危険があり、周りの人を巻き込んでしまうことを訴えた。
 続いて、税関の仕事について大阪税関和歌山税関支署下津出張所の職員が密輸の取り締まりなどの役割を紹介。荷物などから薬物を見つける麻薬探知犬のデモンストレーションでは、生徒9人がステージに並び、うち1人が麻薬のにおいをつけたタオルを隠し持ち、犬がその人を見つけると、そばに座って知らせた。
 また、生徒らによる薬物の誘いを受けたときの断り方の寸劇も行われ、先輩や怖い人に対してきっぱりと拒絶できない場合は、「でも、だって、どうして」の3Dを使って、同じ言葉を繰り返してあきらめさせるなどのテクニックを紹介。薬物の危険から身を守る実践的な対応を学んだ。
 最後には生徒会長の松井希光さんと副会長の北野稔嬉さんが、「薬物の恐ろしさについて学習することができました。薬物に手をださないよう強い心を持ち、社会からなくすことを決意します」と宣言した。

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