猫だましに賛否両論

 もともと大相撲に興味がなかった筆者。いまだに細かいルールや技は分からないが、モンゴル出身の元横綱・朝青龍が好きでテレビ放送を見るようになった。伝統ある日本の国技にそぐわない戦い方や振る舞いに批判も多かったが、筆者としてはあの他を圧倒する強さ、そして〝勝ちへの執念〟に魅かれるものがあった。
 今週日曜日に千秋楽を迎える九州場所では、横綱・白鵬が36度目の優勝を狙って単独トップ。ところが、10日目、東関脇・栃煌山との一番で「猫だまし」を2度繰り出して物議を醸している。北の湖理事長は「前代未聞。考えられない」と痛烈に批判。猫だましは格下や体型の小さい力士が格上相手に使う奇策らしく、確かに幕内最多優勝を誇る〝大横綱〟が使うのはいかがなものかと言える。
 ただ、にわか相撲ファンの筆者が言うと説得力がないが、別に猫だましもいいのではないだろうか。何でもかんでも勝てばいいと言うわけではないが、例えば土俵で相手につばを吐くとか、眼つぶし攻撃を行うとか、そこまで卑劣なことをしているわけでもないので、まずまず許容範囲⁉ もちろんがっぷり四つに組んだ方が見応えがあるが、猫だましというのを初めて見たので、トリッキーな素早い展開は結構おもしろかった。筆者のようなにわかファンを増やすにはそんな取組があってもいいのではないだろうか。
 それに、そもそも白鵬に好き勝手させている日本力士がふがいないとも言える。現在、横綱は白鵬含めて、3人ともモンゴル出身。大相撲の品格を守りたいのであれば、日本人力士がモンゴル勢をはね退ければいいと思うのだが…。
      (吉)

関連記事

フォトニュース

  1. 春本番もすぐそこ

日高地方などのイベント情報

  1. 巨大アンモナイトをさがせ!!

    3月 24 @ 1:00 PM
  2. 日高町歴史講座

    3月 24 @ 1:30 PM

Twitter

戦争連載2018

  1. 忘れえぬ秩父宮殿下の御訪満 元満州国日本大使館書記官の林出賢次郎氏が満州国執政…
  2. 大陸進出から満州国建国へ  大正から昭和初期にかけての1920年代、日本国内は相次ぐ恐…
  3. 栄えた満州での生活  1931年(昭和6)、柳条湖事件に端を発して満州事変が勃発し、関東軍は満…
  4. カズミちゃんの家に爆弾が直撃 日高町比井の小瀬静代さん(83)は1935年(昭和10)1月3日…
  5. 横須賀の海軍工作学校で訓練 20歳で軍務に服する義務だった徴兵制に対し、本人の意思で入隊する志願制…
ページ上部へ戻る