いよいよ国体、ぜひ観戦を

 スポーツの世界にはあっと驚く結末が待っていることがある。昨年、テニスの4大大会の一つ全米オープンで錦織圭が準優勝という日本人初の快挙を成し遂げたのは記憶に新しい。個人的に印象に残っているのは、北京五輪陸上400㍍リレーで銅メダルを獲得したシーン。アンカーでゴールした朝原宣治選手が掲示板で3位入賞を確認した瞬間、バトンを高く放りあげてチームメートと抱き合って喜びを爆発させた場面はいまでもはっきり覚えている。失礼ながらテニスや陸上の短距離界で日本人選手がまさかメダルを獲得するなんて思ってもいなかった。何が起こるか分からない、そこがスポーツの醍醐味でもあろう。
 先日、歴史に残るまさかの吉報が日本を駆け巡った。ラグビー日本代表の活躍である。W杯で2度の優勝経験がある強豪の南アフリカを相手に大金星を収めたのはご存じのことだろう。スポーツ新聞など報道各社は「サッカー日本代表がブラジルやスペインを倒すようなもの」などさまざまな表現で称賛した。この勝利の原動力は、選手一人一人の強い気持ちと、チームワークのたまものだろう。スポーツが人に与える感動や勇気をあらためて感じさせてもらった。
 44年ぶりの本県での国体が、いよいよきょう開幕する。日高地方でもアーチェリーや女子バレーボールなど国内トップレベルの戦いが繰り広げられる。間近で観戦すれば、スポーツの魅力を存分に味わえる貴重な時間となるだろう。日高地方の子どもたちには時間の許す限り会場に足を運んでほんまもんの戦いを見て吸収してほしい。将来、和歌山や日本のスポーツ界を引っ張る選手が生まれるきっかけになることを祈っている。 (片)

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