梅の郷救助隊 常総市で復旧支援

 民間ボランティア団体、紀州梅の郷救助隊(尾崎剛通隊長)は17・18日、東日本豪雨で大きな被害を受けた茨城県常総市を訪れて復旧支援活動を行った。隊員ら6人が参加し、浸水した民家の泥かきなどで手助け。今回初めて活動に参加した白浜町の高校2年生、榎本綾(りょう)君は「家の人に泣きながらお礼を言ってもらったのが心に残った」と振り返った。
 今月9日に日本列島に上陸した台風18号が低気圧に変わり、関東から東北地方にかけて記録的な大雨に見舞われた。常総市でも鬼怒川の堤防が決壊、一帯が大きな被害を受けた。救助隊では阪神支部長で災害コーディネーターの高砂春美さんらと情報を収集しながら15日までに出動を決めた。
 16日午前10時ごろ、隊員5人と一般参加の榎本君がマイクロバスでみなべ町を出発。同日午後10時に茨城県に到着、道の駅で仮眠をとって翌朝から民間で立ち上げた災害ボランティアセンターを通じ作業に入った。作業場所は河川が決壊した付近。初日は民家1件、2日目は電気店と民家の2件で復旧支援活動を行い、床板を外して床下の泥をかき出す作業などに汗を流した。
 農業団体で組織するアグリ5から梅たる(7㌔入り)を4個、紀州みなべ生産者協議会と紀州梅干協同組合で作っている1粒入りにパックした梅干し600個の提供を受けており、避難所やボランティアセンターに届けた。
 尾崎隊長は「平野一面が水びたしで、想像を超える状況だった。現地の人たちは『早期に安全な場所に逃げるのが肝心』という話をされていた。やはりそれが重要だと再認識した」、榎本君は「以前から救助活動に関心があり、今回初めてボランティア活動に参加しました。被災現場を見たときは、この状況で人が生活できるようになるのだろうかと不安になりました」と現地での思いを話していた。

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