復興の原動力はボランティア

 最近、災害が相次いで起こった。台風18号の影響による大雨で関東や東北地方に記録的な豪雨をもたらし、茨城県や宮城県では河川の堤防が決壊するなど大きな被害が出た。12日には東京湾を震源とするマグニチュード5・3の地震があり、大きな被害はなかったようだが、都内の調布市では震度5の揺れが観測された。さらに14日には熊本県の阿蘇山が噴火した。噴煙が火口から高さ2000㍍まで上がり、大きな噴石が飛散するのを確認したという。火口から半径4㌔が立ち入り禁止となり、今後も警戒が必要な状況だ。
 日本は災害大国といわれる。日本の国土の面積は全世界の0・28%しかないが、世界で発生したマグニチュード6以上の地震の約2割が日本で起こっているという。台風にしても毎年のように各地で被害を受けている状況だ。火山についても全世界の7%が日本にあるという。
 しかし、復興のスピードは早い。4年前に甚大な津波被害を受けた東北地方でもがれきはすでになく、堤防のかさ上げ、住宅の建設が着々と進んでいる。平成7年に阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受けた神戸市も短期間で立ち直り、いまではすっかりきれいな町に戻っている。こうした影には住民ボランティアの力が大きい。
 災害復旧支援を行っている紀州梅の郷救助隊はことしで結成から20年の節目を迎えた。東日本大震災をはじめ、数カ所の災害現場で活動を続けている。16日からは東日本豪雨の被災地の茨城県常総市に向かう。「少しでも役に立ちたい」という気持ちが復興の原動力となる。(雄)

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