水分補給は適量を適切に

 子どもの時から、すぐにのどが渇いてよく水を飲んでいた。給食の牛乳とお茶だけでは物足りず、体育の授業のあとなど、外の水道に備え付けられたアルミのコップで好きなだけゴクゴク飲むのが楽しみだったのを覚えている
 遺伝かどうか、母がまた水好きで、13年前の夏に水も飲まず自転車で走り回っていたため脳こうそくで倒れたこともあって、水分補給に関しては人一倍熱心である。水道水では承知してくれず、2㍑のペットボトル入りミネラルウォーターが欠かせない。今夏のように猛暑が続いていれば尚更で、ペットボトルを一日で空にしてしまう勢いだ
 しかし、水分も摂れば摂るほどいいというものでもないらしい。本紙で「食生活のおたすけマン・エツタロウがゆく」を連載している管理栄養士の滝川悦子さんによると、必要以上に水を飲むと胃の働きが弱り、消化が悪くなる。確かに、ミネラルウォーターだけでなく水けのものをたくさん摂って「おなかがガブガブいっている」などということもあるので、気をつけて適量を心がけてもらわなければいけないなと肝に銘じた
 水分の摂りすぎはむくみにもつながる。そんな時には利尿効果のある食材が有効で、印南町の特産品でもあるスイカはその代表格。冷蔵庫もエアコンもなかった頃の日本人は、これがあったから健康を保てたのだろう。水分を補給して体を冷やしてくれるだけでなく、豊富なカリウムに利尿作用があり、水分の摂りすぎによる夏バテを癒やしてくれる。母も、水分の摂りすぎに体がシグナルを送っているのか、最近「スイカが食べたい」とよく言う
 まだ8月になったばかり、長い夏を、適切な適量の水分補給と旬の地元食材で乗り切っていかねばならない。 (里)

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