夏の高校野球和歌山大会 紀央館4強ならず

 第97回全国高校野球選手権和歌山大会は23日、準々決勝2試合が行われ、第2試合の紀央館は和歌山商に完封で敗れた。日高地方勢で唯一勝ち残っていた紀央館。初戦から2試合連続二けた安打の打線が相手左腕に14三振奪われ、散発の2安打と不発。序盤の2点を取り返せなかった。昨年の4強超え、夢の甲子園出場はならなかったが、2年連続ノーシードからのベスト8入り。応援席からは健闘をたたえる大きな拍手が送られていた。
和歌山商
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紀央館
 2年連続4強入りを狙う紀央館に、和歌山商のエース左腕・吉中が立ちはだかった。
 初回に1点先制された紀央館はすぐその裏、1死から川口が遊撃内野安打で出塁も盗塁失敗。2点を追う2回の攻撃では先頭・村中が四球を選んだが、バント失敗などで好機を生かせなかった。3回から6回までは簡単に3者凡退。7回2死からようやく村中が初の長打となる右翼線二塁打を放つも代打・笹野が三振に終わり、8回は先頭・山﨑が振り逃げ、楠岡のバントで得点圏に走者を進めたが、竹中の二ゴロ、德永の四球で一、三塁としたあと相台が一ゴロに打ち取られた。最終回、1死後に今大会本塁打も記録している久保がはじき返した打球は右翼後方の大飛球となったが、フェンス際で捕球され、続く村中が三振に倒れて万事休す。最後まで中の低めの変化球を捕らえきれなかった。
 先発・楠岡は初回2死から3安打を集められ、1失点。2回も2死から三塁打を浴び、内野ゴロ失策で1点追加された。3回以降は持ち前の制球力を武器に得点を与えず、8回1死二塁で降板するまで粘り強く味方の援護を待った。2番手・竹中は救援直後のピンチを投ゴロ、遊ゴロで切り抜け、最終回も無死から安打されたものの3点目を許さなかった。初回2死満塁から二塁・川口が二遊間の当たりを好捕、素早く送球して二塁封殺するなどの堅守も見せたが、快進撃を支えた打線が2安打に封じられてはなすすべがなかった。

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