空手の前田兄弟 そろって世界大会切符獲得

 直接打撃制の第2回全日本フルコンタクト空手道選手権大会が23、24の両日、大阪府立体育会館で開かれ、男子中量級で新極真会和歌山支部御坊道場の前田優輝選手(23)=美浜町和田=が2年連続優勝を飾り、男子軽重量級に出場した弟の勝汰選手(21)も準優勝と大健闘。この結果、兄弟そろって、10月に東京で開催される4年に一度の世界大会(無差別)への出場切符を獲得した。
 兄優輝選手は新極真会全日本ウエイト制大会軽量級で3年連続優勝(2009~11年)を飾り、2年前の新極真会第5回カラテワールドカップ軽量級では準優勝。昨年の第1回全日本フルコンタクト空手道選手権で中量級王者に輝いた。
 ことしの中量級には84選手が出場。連覇を狙う優輝選手は2回戦から登場し、2日目の準々決勝は突きを中心に攻めながら2回引き分け、最終延長戦では上段後ろ廻し蹴りなどを決め、5―0の優勢勝ちを収めた。続く準決勝も引き分け延長戦の末、突きや後ろ廻し蹴りで優勢勝ち。決勝は昨年と同じ河瀬俊作選手(新極真会佐賀筑後支部)との対戦となり、相手の動きを見極め、激しい突きで優勢勝ち、2年連続優勝を決めた。
 軽重量級の勝汰選手は得意の後ろ廻し蹴りなどで勝ち上がり、準々決勝は引き分け延長戦の末、正拳中段突きなどで優勢勝ち。準決勝は終始相手を圧倒、勢いのある突きで下した。昨年は3位で初の決勝の相手は、新極真会愛知山本道場の加藤大喜選手。ひざ蹴りなどの応酬となるが互いに決め手を欠き、2回の引き分けで最終延長にもつれ込み、観衆から拍手が鳴りやまぬ熱戦の結果、惜しくも敗れた。
 優輝選手は「ことしはさらに参加流派が増え、強豪選手も多く、厳しい試合になると予想していましたが、勝てて自信になりました。世界大会での優勝は自分の夢であり、父の夢でもあるので、一緒に頑張りたいと思います」。勝汰選手は「決勝の加藤選手とは7回目の試合で、今回も意識して練習しましたが、ボディを効かされました。世界大会で優勝できるよう、これからまたしっかり練習したいと思います」と話している。

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